今週の予定として自らに課していたすべてを終え
心身ともに疲れていた。情報量の多さゆえに。
夕方。まだ17時にはなっていない。
八重洲にいた私は斜め向こうに見えたブリヂストン美術館へ。
ブリヂストン美術館コレクション展
色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』…
2013年6月22日(土)〜2013年9月18日(水)
何も考えないで
ただ眺めた。
誰が描いた、
などはどうでも良かった。
美大生たちの集団だろうか
学芸員らしき人の説明を聴いていた。
私はそんな説明もスルーして
ただ
魅かれるものは
何度も
近くからも遠くからも
立ったり座ったり
色々な角度から眺めた。
迷路のような館内を何度もぐるぐる。
気がつくと心が安らいでいた。
『色を見る、色を楽しむ。…』
結果的に展覧会にピッタリのタイトルだと思った。
Tearoom Georgette( ティールーム ジョルジェット )で熱い珈琲と、フランス産フロマージュが添えられたスコーンを頂く。
元気になった。
私が美術作品をひとりで静かに眺めて楽しむ幸せを知ったのは
パリに滞在中のことだった。
特に美術や美術史に何の知識もない自分が
パリで一番楽しめたことだった。
どこか心の中の騒音をリセットできる藝術の力には
感謝せざるを得ない。
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