『ロム ア ラ ローズ』。それは2020年9月16日、日本で発売されるオードパルファム。
薔薇に対するフランシス・クルジャンの自由な解釈から生まれたもの、と言われています。
私も試してみました。女性にも心地良く纏えるモダンな香りです。
《l’Homme À la rose 》.
C’est une eau de parfum qui sortira au Japon le 16 septembre 2020.
On dit que c’est la libre interprétation par Francis Kurkdjian d’une rose au masculin.
Moi aussi, j’ai l’essayé et j'ai trouvé c'est un parfum moderne que même les femmes être peuvent porter confortablement.
Maison Francis Kurkdjian (en français)
https://www.franciskurkdjian.com
2014年にマリー・アントワネットの肖像画からインスピレーションを得て作られたという『ア ラ ローズ』。気高く優雅な女性らしさが表現されていました。同じく薔薇をテーマとしながら、2020年秋、フランシス・クルジャン氏は『ロム ア ラ ローズ』というフレーズにインスパイアされた新たな香りを世に送り出します。男性に薔薇の香りを纏うパワーを生み出したというのです。
Francis Kurkdjian on creating arose perfume for men / Wallpapers
https://www.wallpaper.com/beauty-grooming/francis-kurkdjian-on-creating-a-rose-perfume-for-men
このWallpapersの記事を読み、クルジャン氏がどのような香りを誕生させたのか実際に体感したい想いが強まりました。ジェンダーにおいても過去の先入観に縛られることもなく、自由な生き方が問われる昨今、そして全世界の生活が一変せざるを得なかった2020年春以降の時間を経て。
香りは装いであり、装いはその時代に生きる人の内面を反映します。多くの人が自分にとっての真の心地良さ、安全でありたいという気持ちを求めている今、女性用フレグランスに多用されてきた薔薇が男性にいかなる力を与えるのでしょうか。
『ロム ア ラ ローズ』。この香りと共に一日を過ごし、女性である私が感じたのは、繊細な躍動感から徐々に増していく確かな存在感でした。
グレープフルーツの透明感で際立つ薔薇の凛とした清々しさ。ブルガリア産ダマセナローズのみずみずしさに深緑の陰影をイメージさせるセージの面影が寄り添います。可憐でなめらかな薔薇の一面を彷彿とさせるのは、グラース産センティフォリアローズアブソリュートの余韻でしょう。いつの間にかマスキュリンな存在感をさりげなく漂わせていくシスタス、ウッディアコードとの調和。女性的でもあり、男性的でもある、多面的な現代人そのものです。
薔薇の香り、と言えば女性の香りのイメージが強いのかもしれませんが、そもそも、優雅さにジェンダーの壁は無いはずです。薔薇は優美な存在であるとともに、凛とした力強い生命体です。その花を手にする人に香りという輝きを授けてくれます。もはや女性的、男性的、という言葉に縛られる時代でもなく、自由に自分のために香りも装いたいものです。
2020年9月16日(水)発売
ブランド名: メゾン フランシス クルジャン
製品名 : ロム ア ラ ローズ オードパルファム
70mL 28,700円(消費税別)
お問合せ先
ブルーベル・ジャパン株式会社
香水化粧品事業本部
〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 南青山MーSQUARE
TEL 0120-005-130
(受付時間 10:00~16:00)
ブルーベル・ジャパン公式フレグランスサイト
「ラトリエ デ パルファム」
https://www.latelierdesparfums.jp/
…écrit par 《SAWAROMA》