2020年6月27日土曜日

path to elegance / MAISON LEXIA の香りとシフォンドレスという名の薔薇





まるで薔薇のアーチを通り抜けるような幸福感を伴う香り。ピュアなみずみずしさと柔らかな優雅さと

Un parfum avec une sensation de bonheur comme en traversant une arche de rose.  Fraîcheur pure et douce élégance ... 




MAISON LEXIA

path to elegance  eau de parfum

メゾンレクシア

パス トゥ エレガンス オードパルファム

https://maisonlexia.com/fragrance/elegance/



1年前、メゾンレクシアのフレグランス発表会でボトルデザインが一新された path to elegance の香りを試したときも、その第一印象はみずみずしい薔薇のイメージでした。


MAISON LEXIA のフレグランス5種・優雅でモダンクラシックな香りの世界/

sawaroma 2019,9,5

http://sawaroma.blogspot.com/2019/09/maison-lexia-5.html



改めて今の季節に纏うと、心が洗われるような涼やかさ、柔らかな優美さをもつこの香りに癒されます。


昨日も蒸し暑い一日でしたが、花屋に立ち寄ると、まさにこの香りのイメージにぴったりの薔薇に出会いました。




スプレーバラ。名前はシフォンドレス。

かすかに緑のなごりを映す花びらは、中心に向かうほど純白から淡いパールピンクへ。眺めているだけでクールダウンさせてくれる清々しい姿です。

凛とした曲線を描く内側を保ちながらも、外側の花びらはちょっとした振動でもハラリと舞うように離れてしまう潔さ。

儚げでありながら毅然とした強さを秘めた優雅さは、まさにこの香り path to elegance (エレガンスへの道)の余韻のようでもあります。




…écrit par SAWAROMA




2020年6月20日土曜日

小夏ゴールドとボレロホワイト/トルコギキョウ(lisianthus)





6月になるとトルコギキョウを眺めるのが好きです。今年は「小夏ゴールド」と「ボレロホワイト」に出逢えました。

Chaque juin, j'aime regarder lisianthuseustoma Cette année, j'ai rencontré "Konatsu Gold" et "Bolero White".



なぜトルコ、と名付けられたのかはわかりませんが、由来は諸説あるようです。花びらの有機的な曲線がどことなくオリエンタルな装いを彷彿とさせますし、豊かな色合いも関係があるのかもしれません。花びらから覗く内側の世界も素敵です。



ビタミンカラーの小夏ゴールド。





優雅な白いドレスを思わせるボレロホワイト。






…écrit par SAWAROMA





2020年6月19日金曜日

ビターオレンジの逞しさと優雅さ香る/BVLGARI MAN WOOD NEROLI





きらめく太陽と樹々のしなやかさ。ビターオレンジの花から得られる香料ネロリと樹木の清々しい調和。男性にも女性にも心地良い香りです。


Soleil scintillant et souplesse de les arbres. L'harmonie rafraîchissantsdes de néroli et des arbres.  C'est un parfum agréable pour les hommes et les femmes.




ブルガリ マン ウッド ネロリ オードパルファム

/ラトリエデパルファム公式サイト

https://www.latelierdesparfums.jp/brands/bvlgari/man-wood


ブルガリ マン ウッド ネロリ 

/ブルガリ(日本語)公式サイト

https://www.bulgari.com/ja-jp/collection/bvlgari-man-wood-neroli-fragrance.html



ネロリの華やかさと清涼感に誘われ、この香りを纏いました。男性をイメージして作られただけあって、洗練された力強い構築性は確かに感じます。


時間の経過と共に漂うアンバーやレザーによる重厚感も、ネロリの明るさと共に優雅なトーンに落ち着き、私の肌にもさほど違和感なく馴染んでいます。


改めて、ネロリの香りを育むビターオレンジツリー、そしてこの植物を育むイタリアの大地に思いを馳せたくなるような貴重な香りです。





昨年夏の新作発表会の際、多くの女性がこの香りに賛辞を捧げていたのを思い起こしています。翌週、知人の男性に紹介したところ、香りとともにこのボトルデザインにも魅かれたとのことで即購入されたと後日報告されました。

21日は父の日。ギフトの候補にもなりそうです。




…écrit par SAWAROMA



2020年6月12日金曜日

より深くイチジクのまろやかさ香る・PHILOSYKOS eau de parfum / diptyque





イチジクの香りは複雑で、私には殊の外魅力的である。その実は甘いというよりミルキィ、フルーティーというよりもナッティーなまろやかさというべきか。どこか捉えどころのない、ゆえに何度も味わいたくなる奥深さをもつ。


そんな実をつける木そのものも、あの大きな手のひらのような葉とともに、さぞかし素敵な匂いを漂わせるのだろう。やや動物的な植物だ。イチジクの実がついた木の近くを通ると、実だけでは感じられない清涼感と温もりの調和に癒される。


ディプティックの香りの中で、最初に心魅かれたのがこのフィロシコスだった。




フィロシコス/ディプティック日本公式サイトより

https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/c/philosykos-collection.html



私のイチジクへの印象と自然に重なりながらも、日常的に身にまとう香りとしても柔らかなバランスをもった抽象性が感じられ、まずはオードトワレから愛用した。






今回は、同じくこの香りの愛好者である家人の誕生日に合わせてオードパルファンを入手。サンプルで試して実感したとおり、イチジクという植物のみずみずしさからまろやかさまで、より深く楽しむことができそうな香り立ちが嬉しい。



…écrit par SAWAROMA




2020年6月5日金曜日

夏色の香り・3 Saponi NESTI DANTE





6月。香りと共に夏仕度。


イタリア生まれ、ネスティー・ダンテの石鹸。

http://www.daido-corp.co.jp/product/detail29.html

http://www.nestidante.com/#/


それは、ヨーロッパでも数少ない大釜の中に植物油を熱して作る伝統的な製法でつくられています。以前愛用し、その香りの素晴らしさときめ細やかな泡に癒されたことを思い起こしました。


http://sawaroma.blogspot.com/2019/03/le-plaisir-du-savon-par-nesti-dante.html?m=0


 

今回は涼やかなブルー系ヴィジュアルから3点を。





トスカーナの美しい風景やライフスタイルがイメージされたEMOZIONI in TOSCANA(エモジオーニイントスカーナ)のACQUE TEMAKI(アックエターマリMACCHIA ODOROSA(マッキャオドルサ)。そして、DOLCE VIVERE(ドルチェヴィーベレ)のFIRENZE





アックエターマリ

イメージは古代ローマのスパから湧き上がる温泉水。アクアティックな香りで癒しの休日感を楽しみたいです。





マッキャオドルサ

地中海からの潮風と植物のハーモニー。ジュニパー、タイム、松の樹脂名前と共に、私が最も楽しみにしていた香り。期待どおり。





フィレンツェ

ブルーアイリスとローリエのブレンド、と聴いただけでも優雅なあのフィレンツェの空気を思い起こしてしまいそうです。




 …écrit par SAWAROMA