2020年10月31日土曜日

艶めく肌、香りも心地良い・espoir (エスポア)





エスポア、韓国のコスメブランド。

日本でも今春から販売開始。

espoir, c’est  une marque 

de cosmétiques coréenne.

En vente au Japon 

à partir de ce printemps.



10月、乾燥する空気に負けず、肌ツヤを保ちながら顔色を明るく見せられるメイクをと考えていたところ、エスポアに出会いました。いずれのアイテムも、肌に纏うたび、絶妙に程よく心地良い香りが楽しめるのも嬉しいです。





写真1枚目 

エスポア

ノーウェアモイストハグ

#サンリット

(リップスティック)

なめらかな感触。

サンリットの色は、

温かみのある明るいローズオレンジ。





写真2枚目

エスポア

プロテーラービーグロウクッション

#ペダル

(ファンデーション)

二重構造なコンパクト、上部にパフ、

仕切りの下にはウェットタイプの

クッキーファンデーション。

ポンポンのせられる

軽いつけ心地ながら

しっとりツヤ肌を持続させます。

毛穴、くすみもカバー。

ペダルの色味には繊細な透明感あり。





写真3枚目

エスポア

デューイフェイス

モーニング グロウ

(化粧下地)

肌にのせるとやわらかくなじみ、

光を浴びたような輝きのベースを作ります。

ほんのりローズの優しい香りも印象的。





写真4枚目

エスポア

リアルアイパレット

#ピーチライク

(アイシャドウ)

この7色のグラデーションがあれば

私にはアイラインも不要になる程

様々な立体感を演出できます。

濃いめの色は小指の先で、

肌の色に近い淡色は指の腹で。

いずれも指肌になじみやすく

デリケートな目元の皮膚に

キレイにのせられます。

ラメも上品な輝き。



明日から11月。

温かみのある色味を楽しみながら

笑顔で秋の時間を過ごしたいと思います。



エスポア。

Instagramアカウントは @espoir_jp。




…écrit par SAWAROMA



2020年10月28日水曜日

一瞬漂う至福の香り・ANGELS’ SHARE & ROSES ON ICE by Kilian




“angels’ share”(天使の分け前)。

フランス語では “la part des anges”

熟成期間中に樽から蒸発する数パーセントの

コニャック(ブランデーの一種)のことを示す。


世界的なコニャック・メゾン、ヘネシー家に生まれ、コニャック セラーに漂う芳潤な香りに包まれて育ったキリアン・ヘネシー。2007年に彼が立ち上げたブランド「キリアン」の新作は、新カテゴリー、“THE  LIQUORS”のフレグランス2種。


日本では1016日に発売された。

https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/topics/1_2_20200923205616/?category=ladies



LIQUORSとは蒸留酒。

飲む香水ともいうべき蒸留酒の代表格とも呼びたいコニャックとジンをテーマにした香りである。





その一つがANGELS’ SHARE。まさにコニャックの芳潤な香りを彷彿とさせる。あたたかな琥珀色の液体に宿るのは、ブドウからワイン、ワインからブランデー、極上のコニャックへと磨きあげられた過程で生まれた芳潤な香り。


熟成された香りとは、複雑でありながらもまろやかなもの。柔らかくなめらかである。単純に、甘い、などとは表現できない。もちろん甘さもあるが、それは樽というウッディな存在が育てた温もりであり、ブドウから生まれた花や果実、スパイスやナッツなどを彷彿とさせるブーケの余韻でもある。


ムエットに染み込ませて4日も経つというのに、その優雅な温もりは消えていない。皮膚に乗せて衣服を重ね、体温であたためて柔らかな動作とともに一瞬香らせてみたいと思う。


一方の、ROSES ON ICE

このネーミングも、ジンの香りを愛する人間にはたまらないその魅力を思い起こさせる。

ジュニパーベリーから生み出される爽快な風味が極上のジンにライムを絞りひと口。ふわり薔薇のようなフローラルな香りを幻覚のように感じることが時折ある。まさにその至福の一瞬を再現したようなフレグランスである。



液体がきらびやかに反射するボトル。

まるで本物のリカーを楽しんでいるような

気分に満たされる。

琥珀色のあたたかな炎を眺めているような、

あるいは、

淡いブルーの静かな冷気でリフレッシュ

させるような存在感をもつボトル。


香りも眺めも見事な今年の逸品と言いたい。




…écrit par SAWAROMA



2020年10月24日土曜日

秋のSALON DE PARFUM・今年も開催





香水瓶のあるシーン。

昨秋の伊勢丹サロンドパルファンより。

Flacons de parfum, d'une scène de "ISETAN Salon de Parfum" l'automne dernier.





そして今年も。

伊勢丹新宿店での11/410を皮切りに、

全国の三越伊勢丹グループにて開催されます。

https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f2/cosme_sdp_w.html



昨年から加わったブランドの一つが

フレデリック マル。




写真のフレグランス、

ROSE & CUIR

(薔薇と革)。

2019年発売。



昨年の新作と言えばこちらも。




KIMONO KAZE Eau de Parfum / 

Miya Shinma

http://sawaroma.blogspot.com/2019/10/kimono-kaze-eau-de-parfum-miya-shinma.html?m=0

昨年は、パリから来日された新間美也さんとも

ご一緒できました。



今年は、クリスチャン ルブタンの新作も

華やかに先行発売されるようです。

https://www.fashion-press.net/news/65965



ずっと気になっていたあの香り、

ボトルを見て記憶に刻まれていたブランド

この機会に改めて探求したいものです。




…écrit par SAWAROMA







2020年10月17日土曜日

レモン&ジンジャーの香りで寛ぐ・オーガニックハーブティー/CLIPPER





乾いた空気を喉にも鼻腔にも感じるようになりました。温かいティーでレモン&ジンジャーの香りをいただきます。ジンジャー、レモングラス、リコリス、レモンの皮がブレンドされています。






木曜日、オンラインでフランス語の講義を2コマ。教師として、180(90×2)ずっと喋ると喉はカラカラになります。

このハーブティーで一休みしました。


Deux cours du français en ligne jeudi .  Comme enseignante, j'ai parlé depuis 180 minutes, donc ma gorge est sèche.  J’ai fait une pause avec cette tisane.




最初に入手したのは夏でした。

猛暑疲れで食欲がなかったとき、

胃腸が楽になる香りのような気がして、

水出しでいただいたのです。

スッキリしました。


レモン&ジンジャーの香りは、

暑い時も寒い時も、

元気を再生させてくれる頼もしい味方です。




…écrit par SAWAROMA




2020年10月9日金曜日

香りの専門誌『PARFUM』秋号(No.195)発刊




La dernière édition dePARFUM(No.195).

香りの専門誌『PARFUM』秋号発刊です。





特集「今!を生きるオーラのある香り。」

のページでは、

ニナ リッチ ニナ ローズ、

メゾンレクシア ヴァーダント、

キリアン エンジェルズ シェア 等

新作含む7点が紹介されています。






「香り立つ女優」では 

フランスを代表する女優のひとり、

イザベル・アジャーニの横顔。


BOOKS」では

読書の秋にふさわしく

じっくり楽しめる文庫の新刊2

『黒王妃』と『マカロンはマカロン』、

名著紹介の2冊は

『蜜蜂の生活』と

『シュール・ルナール博物誌』。


そしてその隣のページには

パリ在住調香師、新間美也さんの連載

「香水・パリ・エレガンス」。

パリのグラン・パレで開催されていた

ポンペイ展での鑑賞録。



1972年創刊『PARFUM』は

香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés, sa première publication en 1972. La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.Et je suis une des rédacteurs de ce magazine. PARFUM est le magazine trimestriel sur un système d'abonnement pour un an.


香りの専門誌『PARFUM』は

定期(1年毎)講読制の季刊誌です。

全国の読者に年4回お届けしています。

詳しくはこちらでご案内しております。

http://parfum-specialist.com/regular/



さて来たる1025日日曜日の午後、

フレグランススペシャリスト、地引由美さま主催

 コゼット パフュメにおいて、

PARFUM』2020年秋号をテーマに

平田幸子編集長と私が新作香水をご紹介

しながらお話いたします。

zoomによるオンライン視聴参加も可能です。

詳しくはこちらを是非どうぞ。

http://lacausetteparfumee.com/kaori/annonce-la-causette-parfumee-vol-40.html




…écrit par SAWAROMA




2020年10月4日日曜日

黒のエレガンス香るカトリーヌ・ドゥ・メディシスの物語・『黒王妃』佐藤賢一著 





黒の装いが一段と魅力的に見える秋、

読み直したいのがこの一冊。

C'est un livre que je veux relire à l'automne lorsque la tenue noire est encore plus attrayante.






https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-744110-9


 

黒王妃。

タイトルそのものが物語の魅力であり謎でもある。タイトルに謎を感じさせる時点で、物語として一読の価値があると私は思う。フランス史をあまり詳しく知らないという方でも、まずは映画を観るようなつもりで、予告編のかわりに目次を一覧されてみることをお勧めする。


ルネサンス期のフィレンツェ出身であり、フランス王妃、王母として生きたカトリーヌ・ドゥ・メディシス(15191589)。当時の文化・芸術先進国であったイタリアから、洗練された衣食住の様式をフランスに広めた人物としても知られている。


驚くべきは、著者の大胆な切り口と想像力。


史実が潔く切り取られ、その背景として、王の妻であり母である人間カトリーヌの心情があたかも告白日記のように、一人称「私」を主語に綴られている。文章だけでは見えない表情や意志のようなものが香ってくる。


私は3日で一読したが、長編映画さながらの迫力を楽しめたと思う。既存の様々な映画も思い起こした。例えば....

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018)、『王妃マルゴ』(1994)



さて…。

カトリーヌの黒の装いと、彼女の生まれたイタリアへの敬意を込めて、ここに二つのエレガントなフレグランスを改めて紹介したい。


COCO NOIR  CHANEL

https://www.chanel.com/ja_JP/fragrance-beauty/fragrance/p/women/coco-noir.html

http://sawaroma.blogspot.com/2012/12/coco-noir.html

月明かりを優雅に輝かせる漆黒のエレガンス。モダンなルミナスオリエンタルの深みなめらかに。



FIG POUDRÈ -  YOUFIRST

ROLL-ON PERFUME - 8 ML

https://www.bronline.jp/mall/youfirst/item/?detail=47008 

http://sawaroma.blogspot.com/2019/02/youfirst.html?m=0

果実と花々の温もり柔らかく。洗練された物腰を彷彿とさせる香り。



…écrit par SAWAROMA



2020年10月2日金曜日

秋の香り、熟成感をみずみずしく





秋の香りは

熟成感をフレッシュに味わえるのが嬉しいです。

Quant au parfum de l'automne, je suis heureuse qu'on peut déguster la maturitè fraîchement.






例えば、

熟練者により選別、焙煎された複雑な香りのコーヒーを酸化していない最良の状態でいただくとき。

こちら、iron_coffeeさんのエルサルヴァドル産は豊かなコク、柔らかな香り、バランスの良い余韻。

Pays d'origine: El Salvador,

je l'ai acheté dans @iron_coffee .

https://ironcoffee.official.ec

Richesse profonde et parfum doux. 

Une finale bien équilibrée.






そして、熊本の極早生みかん。

今年は台風の影響で9月には入手できませんでしたがようやく味わうことができました。

素晴らしい香りです。この緑の果皮を剥いた途端、秋の始まりを感じるのです。

Parfum merveilleux .

Mandarines récoltés dans le temps précoce de Kumamoto qui n'ont pas pu être achetées en septembre à cause du typhon.



熟成感…。

例えば、


年月に磨かれて

その価値が熟成されてきた

クラシックなフレグランス。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/01/850mlle-galion.html?m=1



古来より愛された

貴重な香料を磨き上げ、

新たな香水としての魅力を発信する

このフレグランス。

http://sawaroma.blogspot.com/2020/08/nuit-de-feu-par-louis-vuitton.html?m=0



改めて楽しみたい秋の始まりです。



…écrit par SAWAROMA