2017年9月30日土曜日

竹と薔薇のパワーで輝く指先を・2care products by KURE BAZAAR


指先はデリケートなセンサー。さらに最も皮膚のすこやかさ、すなわち身体のコンディションが現れる大切なポイントです。自分の目で眺めることも触れることも容易にできるだけに、こまやかな美意識をフィードバックさせたいもの。


この秋デビューのネイル美容液「バーズ エクセプショネル」とネイルオイル「ローズ キューティクルオイル」は、2012年にパリで生まれた「キュア バザー」からの新たなケアライン。


キュア バザー

http://www.forte-tyo.co.jp/brands/kurebazaar/

KURE BAZAAR

http://kurebazaar.com




キュア バザー「バーズ エクセプショネル」(Base exceptionbelle, or 

Super Base)は、デリケートな爪をリペアし補強してくれるネイル化粧液で、カラーネイルとは併用せず、爪のお手入れ専用に使用できる美容液。バンブーエキスはその成分の一つです。9/1にデビューしています。





キュア バザー「ローズ キューティクルオイル」は爪の甘皮に潤いをあたえるトリートメントオイル。その優雅な香りとともに皮膚への恩恵で名高い天然ローズの成分がスイート アーモンドオイルを筆頭になんと10種もの貴重なオーガニック植物油とともに配合されているとか。これは楽しみです。私はこれまで、ローズ精油をスイートアーモンド油、あるいはホホバ油で希釈したオイルを手肌のケアに愛用してきました。これら単独の植物油ブレンドローズオイルですら癒されたのですから。10月デビュー(10月25日)予定とのこと。





かつて一時期アロマトリートメント施術の仕事をしていた私の手は、匂いの強いものや手肌を荒らす可能性を持つものとは極力距離を置いていました。市場に溢れるネイルエナメルの多くもその一つ。塗るとき落とすときの匂いが苦痛であるとともに、その度に指先が荒れるような気がしていました。なかなか指先を飾ることはできない代わりに、トリートメントに用いるホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどの植物油でダマスクローズ精油を希釈し、ナチュラルピンクの爪を保つトリートメントを続けていました。さらに強い味方の誕生を嬉しく思います。キュアバザーはネイルカラーもマイルドなので有難いです。




参考情報

「ボルドーのニットとネイルカラー/ 2 couleurs du vernis à ongles, avec un tricot en bordeaux 2017, 7, 29  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/07/2-couleurs-du-vernis-ongles-avec-un.html



情報提供

株式会社 フォルテ

TEL 0422- 22- 7331

http://www.forte-tyo.co.jp



東京にて、sawaroma より。



2017年9月28日木曜日

香りの絵葉書・LES PAYSAGES / L'ARTISAN PARFUMEUR


同じ場所に居ながらにして別世界を体感させてくれる、それも香りの魅力の一つ。毎日暮らす場所の匂いはすっかり自分の身体や心にも溶けこんでしまい、自分すらその一部になりかけてしまう倦怠からは、時にリセットを求めたくなる。



昨日ラルチザン パフュームから発売されたばかりの《LES PAYSAGES》(風景)はまさにそんな願望を叶えてくれるフレグランス。フランス北西部ブルターニュ地方の香りと、南東部プロヴァンス地方の香りの二種類。


ラルチザン パフューム 

http://www.artisanparfumeur.jp/special/2017_sep/

http://www.artisanparfumeur.jp




7月の発表会にて


ブルターニュといえば私には、ゲラントの塩、海、ガレットなど色々なものを思い起こす中とりわけ塩の印象が強かった。今回の新作には、この海からの贈り物が程よく香り、エレガントな植物からの囁きもあいまって身につけていて心地よい。この香り単独でナチュラルな風のような印象を大切にするも良し、より強調したいトーンのフレグランスとレイヤリングしても楽しい。



プロヴァンスといえば、映画『マルセルの夏』で想像したさまざまなハーブの香りが浮かぶ。ラヴェンダーを筆頭に。今回の新作に関し、記憶をたどれば、フランスで発売された2016年春に次のような記事を書いていた。

想像の旅へ・Bucoliques de ProvenceL'Artisan Parfumeur

2016,4,29  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2016/04/bucoliques-de-provencel-parfumeur.html



Bucoliques de Provence はなめらかなラヴェンダーに上品なレザーが香る。インパクトは強く記憶にも残る。シチュエーション、服装との合わせ方次第で使い方のヴァリエーションも増えるはず。



多くのアーティストに愛された場所、プロヴァンス。ちょうど来月からのテレビフランス語講座はこの南フランスが舞台である。旅への想いも

高まるかもしれない。


NHK テレビ 旅するフランス語

201710月~ 

https://www.nhk-book.co.jp/detail/text-09529-2017.html



東京にて、sawaroma より。



2017年9月26日火曜日

レイモン ドゥパルドン写真展(CHANEL NEXUS HALL)と エマニュエル・ソーニ エ展(Ginza Maison Hermès Le Forum)


銀座を訪れるたびに立ち寄りたくなる場所のひとつに、ブティックビルのアートスペースがある。買い物客の喧噪から逃れ、別世界の静寂に浸れるひとときは貴重。自由に眺めて自由に感じる。いつしか思考も解き放たれていく。


印象的な写真展示の多いシャネルネクサスホールはこれまで最も訪問回数が多い。今月はメゾンエルメスのフォーラムにも訪れた。いずれの展示も、一度観て満足できるというより、何度でも違う時間帯に眺めに行くたくなるような世界である。


レイモン・ドゥパルドン写真展(CHANEL NEXUS HALL

2017,10,1 開催

http://chanelnexushall.jp/program/2017/depardon/


先の東京オリンピックが開催された1964年の東京と、2016年の東京。フランス人写真家がとらえた東京の街、人、装い。観る人の記憶と視点によって様々な思いが生まれるだろう。


ネクサスホールでは7月には荒木経惟、

2月にはカール・ラガーフェルドの写真を観た。

そもそも最初の訪問は

N°19 プードレ オードパルファム・風に舞うように

2011, 9,12  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2011/09/n19.html


写真以外にプロダクトデザインの展示も開催されたことがある。

Pierre Paulin Design Forever・シルエットの記憶

2014, 9,12  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2014/09/pierre-paulin-design-forever.html




銀座メゾンエルメス フォーラムはメゾンエルメスの8階。


ATM tempo I/II/III  セロニアス・モンクに捧ぐ」

エマニュエル・ソーニエ展(Ginza Maison Hermès Le Forum

2017,10,31 開催

http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/522151/


最初の訪問では太陽光のない照明の中で体感した。昼間の光の中ではまた違うものが見えそうである。多くを感じることから深い思考に浸ることのできる貴重な展覧会。



東京にて、sawaroma より。



2017年9月23日土曜日

映像と音楽の分かち難い関係・『ジャック・ドゥミ + ミシェル・ルグラン シ ネマ・アンシャンテ』


一度聴いただけで忘れられない音楽と、鮮やかな色彩と陰影による映像との連携。映画の素晴らしさの一つはここにある。ひときわ音楽が印象的、かつ登場人物の衣装が際立った効果を感じさせる映画はどうしても記憶に残ってしまう。だからこそ魅力的である。


ドキュメンタリーというジャンルもあるが、映画は現実とは違うのだから、見せ方は未知数にある。妄想の中、空想の世界で見えるかもしれない夢やイリュージョンが視覚化されてこそ面白い。見えないもの、見えていないもの、聴こえないが流れているかもしれない音楽、空気のふるえを感覚に届けてくれるのが映画なのである。まるで香りさながらに。



今年の春、改めて鑑賞してその素晴らしさを実感した映画は50年前のものだった。


『ロシュフォールの恋人たち』と『シェルブールの雨傘』 /《Les Demoiselles de RochefortetLes parapluies de Cherbourg

2017,4,12  sawaroma 

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/04/les-demoiselles-de-rochefortetles.html


Françoise Dorléacを偲ぶ・« Les Demoiselles de Rochefort » と共に

2017, 6, 21   sawaroma

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/06/francoise-dorleac-les-demoiselles-de.html


そして50周年を記念して貴重な本が作られた。映画評論家の山田 宏一氏とアンソロジストの濱田 高志氏の共著。




『ジャック・ドゥミ  ミシェル・ルグラン  シネマ・アンシャンテ』

山田 宏一・濱田 高志 立東舎

http://rittorsha.jp/items/16317441.html



実際に映画の撮影現場に同行した山田氏による貴重な写真の数々、監督へはもちろんのこと、女優カトリーヌ・ドヌーヴへの長いインタビューも読み応え十分。姉のフランソワーズの私服姿もなんと素敵なことか。

さらに目を奪われるのが濱田氏のコレクションによる「アートギャラリー」。

映画ポスターのグラフィックデザインが上映される国によって全く違う。この価値の置き方の違いは圧巻である。



CINÉMA ENCHANTÉ /シネマ アンシャンテ。これは、ジャック・ドゥミとミシェル・ルグランの二人が自分たちの映画を指して作った造語だという。cinéma(映画)とchanter(歌う)をかけ「映像と音楽の分かち難い関係」を表しているのだとか。

フランス語の「はじめまして」を意味する音も「アンシャンテ(enchanté )」。改めてこの単語を辞書で調べるとなるほどと思うことを発見できる。


50周年を記念してこの秋にはいくつかの映画館でなつかしい4作が上映される。

シネマ アンシャンテ

http://cinema-enchante.com/#intro




東京にて、sawaroma より。


2017年9月21日木曜日

香りの専門誌『PARFUM』No.183(秋号)発刊


香りの専門誌 PARFUM』(秋号)。

http://parfum-specialist.com

「秋こそ自分磨き!」がテーマです。

新作含む約40種の香りをご紹介。


『キーワードで見えてくるあなたの香り』。

今号のキーワードは映画3作のタイトルです。

『欲望』

(1966 ミケランジェロ・アントニオーニ監督)

『ルートヴィヒ』

(1973 ルキーノ・ヴィスコンティ監督)

『去年マリエンバードで』

(1961 アラン・レネ監督)。



Le thème de la dernière édition est

Essayons de raffiner soi-même

 par les parfums  ! .

Environ 40 sortes de parfums sont introduits. 


Dans la page

 « Vos parfums des mots clés » .

Ces mots-clés sont 3 titres des films . 

BLOW−UP》(1966 par Michelangelo Antonioni ),

Ludwig》(1973 par Luchino Viscontiet

L'Année dernière à Marienbad》(1961  par Alain Resnais .




PARFUM 』は、香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

174号から、電子本も発行。

私も編集メンバーの一人です。


C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés.

La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.

À partir de N°174, son E-book a été publié aussi.

Je suis une des rédacteurs de ce magazine.




今号より、本誌にて「忘れられない香り」を連載いただいている

La Parfumerie Tanuさんのオンラインショップにて、まずは一冊から

ご購入いただけるようになりました。

でご確認いただけます。

http://lpt.hateblo.jp/entry/parfum183




東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.



2017年9月20日水曜日

2017年の香り方・Gabrielle Chanel


十数年ぶりにシャネルが新コンセプトの名でフレグランスをデビューさせるということで様々な期待があったと考えられる。その期待から外れたという声も聴く。何が期待されたのだろう?フランス語で言うところのOVNI(英語のUFO、未確認飛行物体を表す)のような衝撃? 奇抜さ? 既視感を否定し続けるその果てに究極のエレガンスがあるわけではないだろう。奇抜さは装いではなく人そのものの中にあれば良いのであって香りだけにその効果を期待するのは危険である。





私は今回の新作に良い意味で裏切られた。この香りに、定番のリアルクローズのような価値を感じたからである。

服で言うならばカシミアの肌触りのよいニットや柔らかなブラウス。ベイシックなアイテムほど、見せ方は未知数。個人的に今年はこうしたアイテムを見直し、日常着を自分に合ったものに厳選したいと感じていた。





そもそもシャネルのフレグランスには、香りとしてのクオリティの高さを実感しながらも、私自身が身に纏いたいと感じたものはこれまでには無かった。今回は自身の日常(仕事の日もオフの日も)で気軽に纏える普遍的なクラス感(心地良い上質な空気感)を見出せた。ラストノートにこれまでのシャネルフレグランスとは微妙に異なる香り方を感じ、最初から直接皮膚で試すとこのボトルヴィジュアルさながらに花々の香りが立体的に四方にきらめくように立ち上がる一瞬が見えた。その鮮烈な光の印象のあとは静かに私を包むオーラとなっていく。持続性にこだわる気持ちなど消えていた。この体感だけでも一日が変わる。





ボトルも素晴らしい。マットな質感、抑えた光沢を持つシルバーゴールドのキャップは正方形のネームラベルと同じ大きさであり、揺らめく光を思わせる液体を映すガラスも見事。このボトルだけでも欲しいと思ってしまった感情が優先してしまったかもしれない。しかしながらその直観に後で感謝した。実際の香りもこのヴィジュアル通りなのである。正方形に奇抜さはないかもしれないが普遍的な形としての存在感とガラスの質感の新しさが中の液体をことのほか美しく見せている。今日はどんな香り方をするのかと眺めるたび思う。



ガブリエル。フランス女性名として良くある名前のようだ。先日鑑賞したセザンヌとゾラの映画にも登場していた。未だ形の決まっていない存在、どこにでもいるかもしれない女性が光に導かれ、自由な心でチャレンジしながら新しい未来を切り開こうとする可能性を秘めている。その光は一人一人異なる人生を輝かせるきっかけになるのかもしれない。年齢も立場も超えて。女性性を象徴するのにあえてローズを外し、四つの白い花で新しい花を生み出そうとしているのも興味深い。



『ガブリエル/シャネル』のラストノートに私が出会った時の印象は既にこちらの記事の中でも綴っていた。この中に『ガブリエル/シャネル』公式ウェブサイトも貼っている。

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/09/3.html



そして昨夜、この新作に関しフランス語で書かれた記事で共感できるものを見つけた。

この記事の最後に、シャネルの言葉が引用されている。

「贅沢とは貧しいことの反対ではなく、下品であることの反対である。」

まさしくこのブランドが目指しているのはそういうことであり、新作でも具現化されている。

2017年の香り方、シャネルから。


Jai trouvé un poste écrit en commun avec mes impressions sur ce parfum.

Gabrielle Chanel

mardi 19 septembre 2017

THE EMPTY BOTTLE

http://the-empty-bottle.blogspot.jp/2017/09/gabrielle-chanel.html




東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.





2017年9月18日月曜日

極早生みかん・Parfum frais de l'écorce verte


緑の果皮は実に清々しい香り。

果肉は甘みうっすら、良い酸味。


L'écorce verte a un parfum très frais. 

La pulpe est moins sucré, bonne acidité.



9月から10月という秋の早い時期に収穫されるみかん。

写真のみかんは熊本県産です。


Mandarines récoltés dans le temps précoce du septembre au octobre.

Ce sont de Kumamoto.




秋一番乗りのみかんは

極早生(ごくわせ)みかんと呼ばれるそうです。

私にとっては9月の季語の一つ。


このグリーンな皮の匂いが大好きで、コットンに果皮を絞りその精油成分を移しながら、はかなくもみずみずしい香りを楽しんでいます。

水分とビタミンで身体も軽やか。頭もスッキリ。仕事もはかどりそうです。



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.



2017年9月16日土曜日

『プロフミ ディ ギンザ』で『ル ガリオン』を試す


昨夕の銀座での体験を綴るその前に


フランスのメゾンフレグランスブランド『ル ガリオン』が今夏より日本で販売されることは、その国内総輸入代理店となったインターモート川辺さんからの情報で知っていました。全15種の中でまず名前に魅かれた香りから試そうと私が選んだ2種は最新と最古のものだったこともあり、このブランドの歴史への興味は一段と増したものです。1930年にナポレオンの子孫が創業、これを受け継いだのが20世紀で最も秀でた調香師の1人と言われたポール・ヴァシェール。のちに「ミス・ディオール」等の名香を手掛けた人物です。


メゾンのアイコニックな存在「ソルティレージュ」(1936)は、1930年代ニューヨークの有名なストーク・ジャズクラブのシグネチャーフレグランスでもあり、マリリン・モンローなどハリウッドのセレブリティに愛されて大成功。ブランドは1960年代には全世界94カ国に展開され最盛期を迎えますが、'80年代には一度この世界から消えてしまうのです。新オーナーのもとに甦ったのは2014年。かつてのフォーミュラ(香りの処方)を継承しつつ現代の香りとして最新作とともに復刻しています。



銀座6丁目。みゆき通りの脇道に入り『プロフミ ディ ギンザ』へ。

Profvmi di GINZA

http://fashionmarketingjournal.com/2017/01/kawabe-ginzashop.html

インターモード川辺の直営旗艦店です。黒を基調としたシックな長方形の空間。左右に整然とフレグランスが陳列されており、静謐な印象の男性が対応してくださいました。


私の目的はこちらに置かれた『ル ガリオン』の香りを改めて試すこと。5種類以上を一定の時間間隔で試香紙につけていただき、一つずつ香りの名前をメモする私に薄い透明な小袋までくださいました。合わせてブランドの歴史とラインナップが記された栞も。



「ソルティレージュ」はやわらかくパウダリーなフローラル。すでに欠品状態でお取り寄せ中とのこと。シャネルの5番にも共通するタイプ。当時のモダンな女性像が浮かびます。

「スノッブ」からは辛口目線を装いながらのドレスアップを想像。ソリフローレ「イリス」には普遍的な親しみやすさが感じられます。嫌われない清潔感です。「チュベローズ」には思わず表情が和らぎました。馥郁と香る花の痕跡が、ほのかに脳裏へ響きます。

「コロン」シリーズからはいずれも心地よい時間をイメージできました。これは日常の中で気分転換にも使いたくなるでしょう。


前世紀を席巻しつつ今につながるブランドの香りを知る貴重な体験は、未来へと求められる香りの模索へと導いてくれました。生物として人間自体はそう変わるものではありませんから香りに関しても普遍の骨格は保たれるかもしれません。しかしながら、人を取り巻く環境は激変しています。理想のイメージを纏うこと、心地よい存在になること。新しい時代の一要素として溶け込むであろう未来形。



『ル ガリオン』の本国サイトを拝見。

http://www.legalion.fr

冒頭には香水の歴史学者、エリザベス・ドゥ・フェドー氏によるブランド史が綴られています。ル ガリオンの名前は、四角い船尾を持つ荘厳な船を意味し、広い海原と自由の象徴だそうです。これからも未来へ航海を続けて欲しいものです。



情報提供

インターモート川辺 フレグランス本部

TEL: 0120-000-599


東京にて、sawaroma より。



2017年9月13日水曜日

ポルトガル発香粧品ブランド《Claus Porto》・創業130年目の試み


This is a timely article for me. 



A keen nose points Portuguese label Claus Porto in a fresh direction LIFESTYLE / 12 SEP 2017

Wallpaper 

https://www.wallpaper.com/video/lifestyle/claus-porto-lyn-harris


Recently I found this brandClaus Porto》, from their beautiful packaging soaps. 

I was reading some articles of the new fragrance product by long-established brands,

for example the one of Cire Trudon↓.


華やかなパッケージの石鹸に魅かれてこのポルトガルのブランドを知った。その香りのヴァリエーションの豊かさや100年以上の歴史から、未来に向けてどんなチャレンジをするのだろうと期待していたところ。先月もフランス老舗キャンドルブランドCire Trudonのフレグランスデビュー記事を読んだばかりだった。

そんな私には、上に挙げたWallpaperで のニュースはまさにタイムリー。


記事によると、創業130年目を記念するブランドの香りをつくるプロジェクトメンバーはロンドンの調香師 Lyn Harris、ディレクターとしてオランダ人デザイナーのAnne Margreet Honing

2人がポルトガルを旅して得たイメージから新しい香りをデビューさせるという。地元の写真家で映像作家のJoao Sousa も参画。新しいポルトガルのイメージを伝えるフレグランスのデビュー。近いうちに詳しいことがわかるようだ。


香りは目には見えない。だからこそボトルや映像によるイメージは大切である。

香りをリニューアルするということはヴィジュアルイメージも変わることを意味する。変化し続けることが新たな歴史をつくり、次世代へのメッセージとなっていくのだろう。

9/15の記事でさらに詳しく知ることができそうなので、楽しみにしたい。



クラウス・ポルト 日本語公式WEBサイト


Claus Porto in English



東京にて、sawaroma より。