ラベル キャンドル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル キャンドル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年3月11日土曜日

桜を想いながらキャンドルを・FLEUR DE CERISIER / diptyque




春の期間限定キャンドルです。

春の夜空がほのかに香る風景を

イメージさせてくれます。


C’est la bougie limitée au printemps. 

Il me fait imaginer un paysage où le ciel nocturne du printemps est délicatement parfumé.




FLEUR DE CERISIER / diptyque

フルール  スリジエ(サクラ)


一年に一度,春の象徴として

大地に根を張る木から開花する桜。

幻のように可憐な佇まいが、

このキャンドルから漂う

デリケートな華やかさを持つ

香りのイメージに重なりました。


河津桜は既に開花しています。






限りなく白に近い

淡い紅色の

ソメイヨシノが開花したら

このキャンドルに

火を灯すつもりです。



昨日いただいた、

塩野

の桜の干菓子。




淡い甘さが

桜さながらに優雅です。





 …écrit par SAWAROMA





2021年6月26日土曜日

夏の夕暮れにキャンドル シトロネル・diptyque summer collection 2021より




湿った夕暮れの空気に

レモングラスの匂い。

L'odeur de citronnelle 

dans l'air humide du crépuscule.




レモングラスの香りを嫌う小さな蚊

でも記したように、

この匂いは

夏の夜の蚊よけに役立ちます。

同時に、

ほのかに風と共に香ると

ちょっとした

バカンス気分を漂わすようです。




キャンドル シトロネル

確かにレモングラスの香りは感じます。

でもそれだけではなく、

リラクシングな花のような柔らかさも。


バーベナ、

ネロリ、

オレンジブロッサム

フローラルノートと

レモングラスの出逢いが

束の間の夏に灯りとなって香ります。




我が家では

今夏、夕暮れの風景の一つに。


diptyque summer collection 2021



…écrit par SAWAROMA




2020年3月8日日曜日

DADA / CIRE TRUDONをほんのり漂わせて・独特のニュアンスを楽しむ





「ダダ」の香りは実にユニークで魅力的。まるで、ほんのり甘いフルーツのニュアンスを伴うミントティーのように。

Le parfum de DADA est vraiment unique et attrayant.  Comme le thé à la menthe avec des nuances de fruits légèrement sucrés ... j’adore.






あの秋の雨の午後は

キャンドルとして楽しんでいたこの香り。


温かなゆらぎ〜知的に香る・DADA / CIRE TRUDON

http://sawaroma.blogspot.com/2017/10/dada-cire-trvdon.html?m=0




DADA / CIRE TRUDON 

https://trudon.com/eu_fr/la-maison/bougies/dada.html

フランスの公式サイトより




炎を灯さないロウからの香りもなんともいえないなめらかな芳しさ。ミントティーをいただいたばかりなので印象が重なってしまいましたが、そんなにシンプルな言葉で形容できる匂いではないのです。


やさしい温もりときりりとした清潔感の絶妙な調和に、新鮮な知的刺激を提供するような楽しさ。新居に引越し、パウダールームのタオルクロゼットはこの香りで包みたいと思いました。


キャンドルの箱の蓋を開けてタオルの横に置いておきました。クロゼットを開けるたびに、「ダダ」の香りが柔らかく漂い、リラックス。今日のような寒い日は久しぶりに点火したくなります。



…écrit par SAWAROMA






2019年11月9日土曜日

祝diptyque丸の内1周年・Nerholとのコラボアート展示〜新作ホリデーコレクション「ラッキーチャーム」も華やかな店内に





diptyque Marunouchi 

store 1st anniversary

New artwork by NERHOL





ディプティック 丸の内店のオープン1周年を祝し、展示された日本人アーティストデュオNerhol(ネルホル)とのコラボレーションアート作品。それは、新しい自分との出逢いを触発する、香り選びのための特別な風景を提示しているかのようにも見えました。






一昨日のパーティーでは、Nerhol(飯田竜太氏と田中義久氏)のお二人による作品への想いを拝聴。彼等の背後にあるのが、細やかなカットが施されて光が予測不能な方向に反射する鏡の重なり合いによる今回の新作です。個人の様々な表情を解き明かし、香りの多様性との出逢いを可能にするあらゆる感覚を表現するために創り出されたとのこと。


Nerhol の詳細はこちら

https://bijutsutecho.com/artists/399



さて、店内では、10月末に第一弾が発売されたディプティック 新作ホリデーコレクション「ラッキーチャーム」のディスプレイも華やかでした。

第二弾は1129日発売。





Bougie Flora Fortuna/Les Porte-Bonheur de Diptyque

ディプティック ホリデーコレクションの一つ、「フローラ フォルトゥーナ」は幸運“(赤)をモチーフにしたスパイシーブーケの香り。昨日の丸の内店オープン1周年パーティーでも素敵に香っていました。描かれた招き猫もチャーミング。詳しくはこちら


https://www.gpp-shop.com/shop/e/eC91031A0/?gclid=Cj0KCQiAno_uBRC1ARIsAB496IUu3EAyQDmoqlWE6CPhJ0MaVEUhXyHEna4D8e2aGpF7ZppHieYZSWYaAnl1EALw_wcB



昨日は立冬。温かな香りのキャンドルが嬉しい季節が近づいてきます。クリスマスに向けてとっておきのギフトを探しに、丸の内店へ再訪したくなりました。




…écrit par SAWAROMA





2019年4月25日木曜日

フレグランスも充実・ラリック銀座店 リニューアル オープン4/26




ラリック銀座店 リニューアル グランドオープン2019,4,26 に先がけて、お披露目会にうかがいました。https://lalique.jp/



新しいコンセプトは《My First LALIQUE(マイ ファースト ラリック)》。五感で楽しみながら体感できる銀座のランドマークへ生まれ変わります。たしかにガラスの美しさはまず光、音、香り、味、そしてそのひんやりとした触感とともに、忘れられない体験を記憶に残すものです。



香りが大好きな方々にも嬉しいフレグランスのラインナップ。1992年の発売以来25年以上世界で愛された「ラリック ドゥ ラリック」は満を持して2019410日より発売。優しいフローラルムスクの香りです。



ラグジュアリー・フレグランスライン《レ コンポジシオン パフュメ》からは、新たに3種のみずみずしい香りが新登場。好きな色から手にとってお試しを。



これからの季節にもぴったりの爽やかな、"LINSOUMIS「ランスミ」はメンズのカテゴリーに入れられてはいますが、この軽やかで上品なアロマティック・フゼア・ウッディの香りはジェンダー問わず好まれそうです。



フレグランスについては、ボトルやネーミングに魅かれたものから自由に試す喜びを満喫していただきたいものです。《モン プルミエ クリスタル》は3種




ルームディフューザーやキャンドルも様々な香りが揃っています。GINGEMBRE とは生姜のこと。スッキリとスパイシーな爽快感。





1階には、フレグランス、ジュエリーなど豊富なギフトアイテムもラインナップ。ラリックのプレシャスなワインも購入できるのです。2階では、ラリックが現代芸術アーティストとコラボレーションしたアート作品、ファインジュエリー、インテリアを堪能できます。


かつて箱根ラリック美術館で何度もながめた「つむじ風」のモチーフがカラフルな色彩のアイテムになっていたり、“LINSOUMIS”「ランスミ(逆らう人)」のフレグランスボトル側面にあしらわれていたり大好きなラリックの世界と新鮮な再会が出来たことを嬉しく思います。


東京にて sawaroma より



2017年12月24日日曜日

アロマキャンドルからの回想・What I learned from creating 5 different scents


キャンドル。その炎の揺らぎを眺めるだけでも楽しい。香りがあるともっと楽しい。しかしながらその香りは強すぎると辛い。程よい香り方を求めて、かつて自分でキャンドルの香りを作ったことがあった。


Candles. It is fun just to look at the  flame. It is more fun if there is scent. 

However, it is painful if its fragrance is too strong. In search of moderately fragrant, I once made scent of candles by myself.




2003年から2008年まで、私はアロマキャンドルを制作、東京は御茶ノ水のとあるギャラリーで開催される『クリスマスプレゼント展』に出展販売された。

香りは2種類。「温」と「凛」。一度リニューアルも行った。

天然香料の価値も限界も実感できた貴重なトライアルだった。



From 2003 to 2008, I was producing aroma candles. At an gallery in Ochyanomizu,Tokyo, they were exhibited and sold on Christmas presents exhibition .I created 2 kinds of scent. On》(Warm) and Rin》(Dignified.

I renewed them once.

It was a valuable trial that made me realize the value and the limit

of raw materials.





キャンドルだけではなく、香りのサシェも制作。

自由な想像に浸るためのフローラル・ウッディの香り、「想」。

親しい人への愛情を感じるためのウッディ・フローラルの香り、「縁」。

これら花びらの形にピース(アロマピース)は

香りを含ませたロウで作られていた。



I made not only candles, but also scented sachets.

Floral woody scent for free imagination, SOU》(Imagine.

Woody floral scent , EN》(link for affectionate feelings to close friends.

These petal shapes pieses aroma pieseswere made of wax including scents.




最初のきっかけは、2003年夏のフランス料理とアロマキャンドルとのコラボレーション。お食事の香りを邪魔せず、爽やかで清々しい緑のイメージの空気がうっすら流れるように香るキャンドルを制作。この香りを、のちに香りのサシェ、アロマピースとして復活させ、

私自身の子供時代の夏の景色をイメージさせる「景」と名付けた。


The first motivation was collaboration between French cuisine in summer 2003 and aroma candles. I did not disturb the scent of the meal, I made a candle that smells like a fresh, refreshing green image air flows a bit.

This scent was later revived as a fragrant sachet, aroma piece,

It is named Kei》(Scenery) which makes me remind the summer in my childhood .



5種類の調香から学んだこと、それは香料の特徴。人の多様な香りの感じ方。

10年以上前に作ったアロマキャンドル、未だベースの香りは残っている。

今夜はこれに火を灯してみたいと思う。


What I learned from creation of 5 scents, it is a feature of raw materials . 

And people's variety of feeling, too.

There are aroma candles made more than 10 years ago, 

the scents of the base still remain.

I'd like to light the fire tonight.



東京にて、sawaroma より。

…written by SAWAROMA at Tokyo.

   

2017年10月15日日曜日

温かなゆらぎ〜知的に香る・DADA / CIRE TRUDON


Un jour de pluie froide. Lumière de bougie et son parfum.

La chaleur se propage doucement dans lair , avec larôme délicat.

CIRE TRUDON

https://trudon.com/eu_fr/



寒い雨の日。キャンドルの灯りと香り。

温かさは芳香とともに、穏やかに拡がる。




« DADA » parfum est doux et mystérieux. Jai senti les fruits de la paix à lintérieur. Jai imaginé le temps du thé en sentretenant de lart ou la littérature avec des amis. DADAparfume intellectuellement.


DADA

https://trudon.com/eu_fr/la-maison/bougies/dada.html 


https://trudon.com/eu_en/home/candles/dada.html (English)



« DADA » の香りは柔らかくミステリアス。奥のほうに安らぎの果実を感じる。友人とアートや文学について語り合うお茶の時間を想像した。

DADA》は知的な香り方をする。




「香水瓶にみる老舗キャンドルブランドの試み・Cire Trudonプロダクトからデザ イナー Pauline Deltour を知る」2017,8, 23 sawaroma

http://sawaroma.blogspot.jp/2017/08/cire-trudon-pauline-deltour.html

この記事を書いてから、このブランドに興味を持ち、早速お気に入りを見つけていた。

今日のように冷たい雨がしんしんと降る日に嬉しいキャンドルの温かさ。

香りも独創的で、まるで物語のように静かにイメージを語りかけてくる。

ほのかにあたたまった優しい香りにつつまれて、お茶でも淹れよう。



参考情報

シール トゥルードン 

日本正規販売店 情報サイト

http://www.belavista1989.com/cire_trudon_shopping.html



東京にて、sawaroma より。

écrit par SAWAROMA à Tokyo.


2017年8月23日水曜日

香水瓶にみる老舗キャンドルブランドの試み・Cire Trudonプロダクトからデザ イナー Pauline Deltour を知る


cire。フランス語で「蝋」を意味する。創業1643年、フランス最古といわれる老舗キャンドルブランド Cire Trudon が初のフレグランスラインをリリース。香水ボトルの写真がクローズアップされた記事で知る。

フランス人インダストリアルデザイナー、Pauline Deltour の言葉が響く。彼女をもっと知りたくなる。360年もの歴史をもつキャンドルブランドが、初めてデビューさせる香水というプロダクトから何を試みているのかにも興味をもった。



Top of the glass: Pauline Deltour's first design for Cire Trudon has serious bottle

/ 21 AUG 2017 / LIFESTYLE / 21 AUG 2017 / BY ELLY PARSONS

Wallpaper

https://www.wallpaper.com/lifestyle/pauline-deltour-cire-trudon-glass-bottle-design



Pauline Deltour 、日本語の音に近い発音では、ポーリーン・デルトゥア。

香水瓶の前に、彼女は二つのプロダクトデザインをCire Trudonに提供している。



一つは上の記事中写真にある

L'Éteignor」。

candle-snuffing tool とある。

キャンドルグラスに立てかけ、先端で、芯を、倒したり起こしたりできる。一時的に炎を消したいときにふうっと吹くと煙が出てしまうが、芯を真下の液ロウに触れさせれば一瞬で消える。私はこの作業をピンセットで行っていたが、それよりこちらの方がはるかに優雅。キャンドルの芳香と雰囲気を煙で邪魔されることなく楽しむことができる。


もう一つは、フレグランスディフューザー「La Promeneuse」。

このプロダクトを補足説明する二つの記事を紹介する。

まずは日本語記事のこちら

「フランス最古の老舗キャンドルメーカーから、新しいタイプのフレグランスディフューザーが誕生!」/2016.05.03NEOL

http://www.neol.jp/culture/41015/


こちら英文記事では、デザイナーの写真と共に「La Promeneuse」のプロモーション動画もリンクされている。

Cire Trudon Launches MAISON TRUDON Perfume Collection

08/16/17  17:14:29   by: Sandra Raicevic Petrovic Fragrantica

https://www.fragrantica.com/news/Cire-Trudon-Launches-MAISON-TRUDON-Perfume-Collection-9884.html


特にの記事で、キャンドルグラス、ディフューザーの写真の後に新作である香水瓶のデザインを眺めると、確かにこのブランドが大切にしてきたエッセンスが踏襲され、かつモダンなエレガンスを体現したヴィジュアルになっていると感じる。


最初に紹介した英文記事の中で、デザイナー、ポーリーン・デルトゥアが語っていることの一部を私の日本語に置き換えてみる。


「先に二つのプロダクトをデザインするプロセスを通して、このブランドの求めるものを理解しやすくなった。

私にとって香水瓶をつくることは、腕時計をデザインするようなもの。前の二作よりも複雑なプロセスを要した。

ボトルの重さ、ボリュームからガラスの透明度に至るまで、中身の香水体験に影響を与えるものであるべき。

これはハンドバッグの中に隠されるような香りではない。毎日側に置き、うっとりと眺めるようなものだ。


此れ程までにデザイナーに語らせるその香りとは?


調香師Lyn HarrisAntoine Lie 、そしてYann Vasnier  3名によるジェンダーフリーの5種類のフレグランス。名前からすでにミステリアス。

キャンドル自体の香りに高い評価を得てきた老舗ブランドが「蝋」というベースから飛躍、スプレー式のフレグランスに姿を変えつつもその価値をさらに理想的な「香り」へとフォーカスしている。



PAULINE DELTOUR

http://www.paulinedeltour.com


CIRE TRUDON

https://trudon.com/eu_en/




東京にて、sawaroma より。