2013年7月6日土曜日

ダマスクローズの気品が優しく香る " ROSES DE Chloé "

クロエ
20世紀中頃に誕生してから約半世紀が過ぎました。

2008年に発売されたゴールドリボンの香りでこのブランドの名前を
知った人も多いかもしれません。
それほどこの
アーティフィシャルにモダンな薔薇の清潔感を表現した香りは
日本の多くの方々に好まれていたことと記憶。
今でも時々この香りとすれ違います。

さて今回の新作。
ROSES DE Chloé。


見ての通りの優しいピンク。
ほんのり紅潮した頬さながらに…
夜明けとともに花びらからやわらかく香り始める
清楚な薔薇を感じます。

今回の調香の骨子となっているのは
ベルガモット・ダマスクローズ・マグノリア。

中核をなすダマスクローズのみずみずしさ。
デリケートに再現されていると思います。
これは私が『パレチカ』監修者として
過去4年に渡り
ブルガリアで収穫後抽出されたダマスクローズの
その年の香りを毎年体感してきたから
感じられるのかもしれません。

フレッシュなダマスクローズにしか存在しない
弾けるような初々しさ。
その天然精油の含有成分の多くを占める
シトロネロール、ゲラ二オール、
そしてフェニルエチルアルコールなどにより
朝摘まれたばかりの香りが描かれているのでしょう。

すがすがしい爽やかさはベルガモットに…
まろやかな優しさはマグノリアの香りに引き立てられて
本当に優しく香る薔薇の気品が創られていると感じます。



発表会の会場に入った瞬間も感じましたが
みずみずしい気品がさり気なく漂います。
まるで
咲き始めた薔薇の花々があふれるガーデンを散歩したような
さわやかな気分。
昨夜ひと晩この香りと過ごし、幸せな気分で目覚めました。

薔薇を愛する人にはもちろん
初めてフレグランスを試そうとおもう人…
さらに
すでに多くのフレグランスを使いこなしながらも
モダンな薔薇の香りの優しさを改めて体感したい人へ…。
日々の香りの定番の一つとしてもご紹介できると思います。



情報提供
ブルーベル・ジャパン株式会社
香水・化粧品事業本部
『カフェ デ パルファム』


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