2013年4月2日火曜日

香るフレーズ(懐かしいテキストより)


大学の外国語学部フランス語学科在籍中
最初の1〜2年で使用していたテキスト。
卒業後、大学生への仏語家庭教師をつとめた時にも使用。


大学時代にこのテキストとテープから
今も口ずさんでしまう
幾つもの忘れ難いフレーズをおぼえたものです。

時代背景が古いということで
もはや学科では使用されていないようですが
時代に関係なく綴られる人間ドラマは
今読み返しても味わい深く
フランスの季節感、
個人主義的考え方も感じられます。

シーンとともに私の記憶に深く刻まれたフレーズの筆頭として
23才の男性Pierreと20才の女性Mireiireの会話を
綴っておきたいと思います。

ー Nous n'avons pas de chance,ce soir.
ー Mais si. Regardez! Le ciel est plein d'étoiles.

約束して入った映画館では良い席に座れず
その後バスにも乗り遅れてしまい
彼は
「今夜はついてないね」。
(ヌ ナヴォン パ ドゥ シャンス スソワ)
それを受けた彼女の言葉が素敵。
「いいえ、そんなことないわ。見てください。空に星がいっぱい。」
(メ スィ ホギャウド ル シエレ プラン デットワール)

フランス語ならではの
女性の強さと優しさが香るフレーズ。
今でもときどき
星の綺麗な夜空を見上げてつぶやくことがあります。

アテネフランセ 視聴覚クレディフでは、今でもこの教材が使われているようです。

シーンとともに共感して憶えたフレーズは忘れません。

0 件のコメント:

コメントを投稿