2019年5月24日金曜日

香水瓶のクリエイター、セルジュ ・マンソー(Serge Mansau)




Né en 1930 et mort en février à lâge de 88 ans, le créateur a signé de nombreux flacons de légende.

「伝説の香水ボトルを数多く創造したセルジュ・マンソー氏。1930年生まれ、88歳にて20192月没。」

http://parfumista.net/2019/03/serge-mansau/


クロゼットを整理して確認した2000年代の香水瓶。いずれも中身はもちろんボトルのデザインに魅かれて入手したものばかり。改めて調べてみるとそれらのいくつかはセルジュ・マンソー氏によるものでした。ルネ・ラリックを崇拝していたという彼。ご冥福をお祈りいたします。


セルジュ・マンソー氏によるデザインでいまでも私が大切にしているボトルを2点ご紹介します。


INTUITIONEstée Lauder2000

Perfume bottle designed by Serge Mansau



EAU CLAIRE DES MERVEILLES 

HERMÈS (2010)

Perfume bottle designed by Serge Mansau


セルジュ・マンソー氏デザインに関する日本語記事の一例 https://kenzoparfums.jp/fragrance/creators/serge.html


フレグランスはボトルの外観と一体となり、人の美的感受性に働きかけるものであると思います。

私は、まずボトルに魅かれたものは必ず一度は紙のムエットと皮膚で試します。その段階で一定期間この香りと時間を共にし、空になってからもそのボトルを美術品として大切にしたいと思えたときに初めて、自らボトルで入手してきました。年月を経てもかけがえのない宝物となるのです。


écrit par SAWAROMA




2019年5月22日水曜日

CLASH de Cartier ポップアップイベント・内なる二面性への迷路に遊ぶ




1847年フランスで生まれた宝飾品ブランド「カルティエ」。https://www.cartier.jp 私がこの名を最初に知ったのは、フレグランスについて学び始めた1980年代後半のことでした。MUST DE CARTIER。まさに液体の宝石さながらの気品と普遍的な魅力を感じさせた香りの名前です。




今春発売された新作ジュエリーコレクション「クラッシュ ドゥ カルティエ(Clash de Cartier)」のテーマは“二面性”。この世界観を体感しながら誰もが内に秘めている魅力を自問できるポップアップイベントが今週開催とのことで早速訪問。









まさに現代アート。4組のアーティストがキュレーションを手掛けた空間に好奇心を刺激されます。クラシックでありながらモダン、幾何学的でありながらフェミニンといった相反する要素を融合する“二面性”を秘めた革新的なジュエリー「クラッシュ ドゥ カルティエ」に触れるにあたり、5つの選択を通してスリリングなショートトリップを楽しみました。



この期間限定ポップアップイベントは

518日(土)〜526日(日)時間/12:0020:00

会場/東京都渋谷区神宮前6-35-6 (明治神宮前駅直結 1番出口を出て左側)

事前予約制、カルティエ公式LINEアカウントID:@Cartier)より予約が可能です。


ジュエリーもフレグランスも、その多面性がきらめく魅力となるように、人も一色ではないから面白いのですよね。


écrit par SAWAROMA




2019年5月19日日曜日

5月に出逢った薔薇とローズのフレグランス



5月になると様々な薔薇に出逢いますが、特に魅かれた2品種を改めて確認。一つは『マチルダ』。白い花びらの先端がピンクに縁取られています。もう一つは『ロココ』。どちらからも心地よい香りを感じました。

En mai, on pout voir des fleurs de rose à divers endroits.  Parmi les roses que j'ai trouvées au cours des dernières années, j'aimerais réaffirmer espèces favorites . L'une d'eux est Matilda.  Certains des bouts des pétales blancs sont rose pâle. L'autre est Rokoko. J'ai senti une odeur agréable de chaque rose.



Matilda



Rokoko

http://sawaroma.blogspot.com/2017/05/rokokoroses-at-jindai-botanical-gardens.html


先月、ディプティックの発表会でこちらのフレグランスのみずみずしさも感じました。



Le mois dernier, lors de la présentation de diptyque , j'ai également senti la fraîcheur de ce parfum de rose agréable.


Fragrantica のサイトでは、2019年5月13日の記事にメゾン フランシス クルジャンの『À la rose"』の新たなヴァージョンが紹介されています。より繊細で軽やかに香ることを期待。https://www.fragrantica.com/



Sur le site Fragrantica, j'ai appris qu'une nouvelle version de À la roseest présentée.  Je m'attends à ce que ce soit un parfum qui puisse faire l'expérience d'un parfum de rose plus délicat et léger.


英語の"Everything 's coming up roses.  " が意味するの「万事順調。」素敵な表現です。薔薇の季節、幸運に恵まれますように。

En anglais "Everything 's coming up roses.  " signifie "Tout va bien."  Je pense que cest une belle phrase.  Bonne chance pour la saison des roses.


écrit par SAWAROMA



2019年5月15日水曜日

7月公開・『存在のない子供たち』(Capharnaüm)




5月半ば。現在フランスでは、第72回カンヌ国際映画祭が始まったばかり。この映画祭で昨年話題を集め、コンペティション部門審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞した作品が日本でも来たる7月から公開される。

『存在のない子供たち』http://sonzai-movie.jp







De la brochure distribuée à lavant - première au Japon.(日本での試写会パンフレットより)


原題はカペナウム(Capharnaüm| アラビア語でナフーム村。フランス語では新約聖書のエピソードから転じて、混沌・修羅場の意味合いで使われる。

タイトルと少年ゼインの瞳に何かを感じたならば、決して長くはない125分。試写会初日に突き動かされるように観てしまった。私には終生記憶に刻まれる予感のインパクト。人間とは何か、その存在は誰のものか。気がついたら生まれてしまっている現代の人間は、その概念の前提にあったはずのものを問う自由くらいは持っていたい。ゼインの瞳は鋭く、柔らかい。


2018 | レバノン、フランス | カラー 

アラビア語 | 125 | 原題: Capharnaüm

監督・脚本・出演 : ナディーン・ラバキー

出演 : ゼイン・アル = ハッジ,

          ヨルダノス・シフェラウ

字幕翻訳 : 高部義之

配給 : キノフィルムズ/木下グループ


ラバキー監督自身も1974年レバノンに生まれ、内線の真っただ中に育ったという。昨年イタリア映画祭で鑑賞した『チャンブラにて』を少し思い出させる内容であるかに見えたが、決定的に異なるのは不合理な境遇に対する主人公のアクションである。ここに監督の強い問題提起を感じる。彼女の横顔には見覚えがあった。2014年のフランス映画祭で上映された『友よ、さらばと言おう』という映画に幼い子供の母親役で出演していた。本作ではゼインの弁護士役として出演している。


écrit par SAWAROMA



2019年5月14日火曜日

アルストロメリアの花びら・Pétales d'Alstroemeria




Fleurs d'Alstroemeria. アルストロメリアの花。魅力の一つは花びらの形です。6枚のうち、大きな3枚は丸く、中央が少しくぼんでハートの形。うっすらと入った線も優雅です。細い3枚は繊細な羽根のよう。花のような、鳥のような。

L'un des charmes est la forme des pétales.  Sur les six, les trois grands sont ronds et le centre légèrement concave en forme de cœur.  Les lignes légèrement entrantes sont aussi élégantes.  Les trois minces sont comme des plumes délicates.  Comme une fleur, comme un oiseau.





南米原産。和名は百合水仙。様々な種類があるようです。香りは百合や水仙のような強さはありませんが、この素敵な花びらはブーケを大いに引き立てることでしょう。


追記

このアルストロメリアを購入させていただいた豪徳寺のHANAZUKANさまに品種名を確認したところ、『おぼろ月』とのことでした。


écrit par SAWAROMA



2019年5月12日日曜日

2019年限定ボトルと《LALIQUE DE LALIQUE》の香り




ラリックのフレグランス『ラリック ドゥ ラリック』100mLが充填された特別限定品。先月リニューアルオープンのラリック銀座店にて拝見しました。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/04/426.html?m=0

1994年以来、毎年ラリックならではの限定ボトルがつくられています。



2019 LIMITED EDITION CRYSTAL

COLLECTIBLE BOTTLE

NAÏADE LALIQUE 


NAÏADE”? 調べてみると、ギリシャ神話に登場する妖精で泉や川の精霊のようです。優美な女性のシルエットが流れるように渦を描き、貴重な液体をまもっているかのようなフォルム。『ラリック ドゥ ラリック』の香りを愛好する方にとっては、こうした特別なボトルを美術品として収集するのも楽しいことでしょう。


『ラリック ドゥ ラリック』

https://lalique.jp/fragrance/ladies/laliquedelaliqueedt50/

洗練とエレガンスを象徴する香りとして、「独創的なクリスタルアートと卓越した調香とのフュージョン」をテーマに、ルネ・ラリックの孫であるマリー=クロードラリックが1992年に発表したラリック初のフレグランス。発売以来25年以上にわたり世界中の女性に愛されてきたそうです。日本でも2019410日より銀座店およびオンラインショップにて発売。年齢問わず、大人の優雅な佇まいに似合うフローラルムスクの香りです。レギュラー50mLのボトルはこちら。




フレグランス。そのボトル自体も香りのイメージを形成します。中の液体を使い切ってしまったとしても、小さな美術品として眺めていたいと思えるかどうか。私が自ら入手したいと願う香りも、ボトルにも魅力を感じられるものであることが大切でした。

香水瓶の素材としても広く用いられるガラス。そのガラス工芸において20世紀前半に素晴らしい功績を残したルネ・ラリック(18601945)。ジュエリーデザイナーとしてのキャリアを経て、香水商コティからの依頼を機にガラス工芸家へと転身します。

次世代へ、そして今日へとさらなる進展を伴い生き続けるブランドの存在を、ガラスアートやフレグランスを愛好する者としても嬉しく思っています。


箱根ラリック美術館ウェブサイトの中でも、ルネ・ラリックのヒストリーが紹介されています。

http://www.lalique-museum.com/museum/about/index.html


écrit par SAWAROMA



2019年5月11日土曜日

爽やかなルバーブからの回想・繊細なTORNADE BLONDE の香り




ルバーブ。初めてそのジャムをいただいたときに感じた絶妙な酸味とみずみずしいグリーンのイメージは忘れられません。この酸味と香りのおかげで、甘さもさほど苦にならず美味しくいただけたのでした。


昨年の今頃に初めて出会い、晴れた爽やかな風の日になるとよく愛用してきたこの香り。

TORNADE BLONDE PARFUM    Christian Louboutin http://sawaroma.blogspot.com/2018/05/tornade-blonde-parfum-christian.html?m=0


このフレグランスの魅力は第一にみずみずしいきらめきのイメージ。こうした繊細なエレガンスは花の香りだけで作られるものでは無いでしょう。本当に程の良さが上品なフローラルなのです。


一瞬素敵な香りが通り過ぎたかと思うとその余韻は静か。きらめきの印象のみが頭から離れない。だからそっと近づいてみると、囁くようにきこえてくるのが、心地良い酸味を伴うフルーティーな香りをともなう咲いたばかりのような花々。


さて、ルバーブの話題に戻ります。調べてみたところ、TORNADE BLONDE PARFUM のトップノートにはルバーブが使われているとのこと。酸味と独特なグリーン感をもつルバーブの香りがこのフレグランスの印象にもたらした効果は確かにあるようです。


フレグランスというものは、最初から一瞬でその香りの印象は感じられるものではありますが、「自分の肌にもまとってみたい」と思えるものは、実際に一定期間、様々な環境のもとで着用することによって、最初は認識していなかった魅力に気付くこともできます。


トルネード ブロンド。最近では携帯にも嬉しい30mLボトルも入手できるとのこと。益々定番にしたくなります。ボトルの美しいガーネットカラーにも気分が高められるのです。

http://jp.christianlouboutin.com/jp_ja/shop-online-1/beauty/parfums/tornade-blonde-1.html


écrit par SAWAROMA