2014年4月30日水曜日

海辺を見下ろす

数日前
静岡県某所にて。

朝の小雨のぱらつきが
空気をしっとりとさせる中
清々しく土と葉の香りにつつまれる。

随分と高い場所に建つ美術館を訪れた。
ガラス越しに緑と海。



空、海、緑。



美術館の敷地内を散策。

すくすく伸び始めた竹を背景に
楚々と咲く可憐な花。
アヤメかランか?
白くはかなげな花びらに薄紫と黄色が映えて。

「植物判定器」というアプリに画像を送り調べていただいた。
返答にはWikipediaのページが貼られており
そのページから……内が判明。

……
花の名前は「シャガ」。
アヤメ科アヤメ属。
学名はIris japonica。
中国原産。かなり古くに日本に入ってきた帰化植物。
和名はシャガ(射干、著莪、胡蝶花)。
人家近くの森林周辺の木陰などのやや湿ったところに群生、
開花期は4〜5月ごろ。
……

シャガ。
近くには鮮やかなシャクナゲも咲き誇っていたが
私には緑の中でひときわ麗しく映ったこの春の花を
海を見下ろせる場所から眺めた
記憶としてとどめておきたい。

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