2011年8月15日月曜日

「ひまわりのワルツ」と温かな涙

茅ヶ崎へ。

AGTC (Akiko Grace Trio Collective) Summer Jazz 2011 in Chigasaki後半2曲目、「ひまわりのワルツ」が始まると、はらはらと涙がとまらない。

この曲をライヴで聴くのは初めてではない。ただ、グレースさん作曲・演奏のメロディに立花裕人さんの歌詞がのり、それを声楽家の日向由子さんが歌われるのを聴くのは今回初。

言葉で説明のできない、内側からの波のようなものが押し寄せてきた。
さまざまな、映像にもならない記憶がひとしきり流れたあと…
どういうわけか、かつて自分が幼少期、思春期ともう少しで命を危ぶまれたときのことを思い起こしていた。どちらのときも、自分では危機の瞬間全く死を意識していなかったが、後になって周囲の人から「無事でよかった」と伝えられたことを憶えている。
ハンカチで拭ってもぬぐっても、後からあとから流れる涙。
きりがないので曲が終わるまで流れたままにしてしまった。

曲が終わったあと
「私は今、生きている」
とただ、はっきりと感じた。そして、その明白な事実に感動した。




私がこれまでに肉眼で眺めて最高に感動したひまわりは上記写真。2年前の夏にブルガリアの首都ソフィアから、バラの谷と呼ばれるカザンラクへ向かう途中の1シーン。この、どこまでも続くひまわりの海は天空にまで昇りそうだ。

「ひまわりのワルツ」"Waltz of Sunflower the Firmament Resonates with" は、2009年1月に発売された、Akiko Graceアルバム「ピアノリウム」の5曲目に収録されている。


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