2011年8月7日日曜日

天然と合成・どちらも必要な香料の世界

昨日、Twitter上でこんな質問を受けた。
「天然香料ってなんですか?天然だから安心というようなイメージがありますが天然と合成でそんなに安心感のイメージが違うのでしょうか…」

そこで日本香料工業会 のサイトをご紹介してみた。IFRAという、製品への香料使用における安全基準に関する国際的な機関があることを思い起こし、このキーワードを辿って発見したサイトである。

香料は何か、に始まり、その種類、皮膚に使用される化粧品、フレグランスはもちろんのこと、食物に使用されるフレーバーに至るまでわかりやすく説明されている。だから質問には次のように答えてみた。

ご参考までに日本香料工業会のサイトを。
特に(香料の原料・天然香料と合成香料) (フレーバーの安全性) 。サイト全体を丁寧に読んで頂くと天然も合成も偏見抜きで理解頂けるかもしれません。


翌日、よく理解できたとのご返事をいただきひとまず安心。

確かにアロマテラピーの普及の影響で天然由来の香りの良さが見直されたことは喜ばしいと思う一方、合成香料を敵視する風潮を感じたこともあった。でも冷静に正しい知識をもちたい。どちらも人の生活に役立っている。天然とはいえ、適切な使用方法や適量をまもらなければ不快にも危険にもなり得る。それはアロマテラピーを学んだ人であれば理解されているだろう。皮膚に使用される香料、食品に添加される香料は安全性が研究された上で法律に従って使用されている。ゆえに単純に天然だから安心とか、合成だから危険ということは言えず、それぞれの特性と使用目的に合った使われ方がなされているかを見極め、さらに個々の体質に合うかも確認するという姿勢が求められるのではないかと思う。


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