2011年12月27日火曜日

Styling with Fragrance 2011 ①(髪と手帳と襟元と)

20数年前、知人に頼まれてフレグランスのセミナーを行ったことがありました。対象はデザイナーとして企業に勤める30代前後の女性の方々。視覚的にはファッショナブルでも香りは??という女性のために私が作った当時のレジュメタイトルが"Styling with Fragrance"。

今日そのレジュメを発掘して再読するに、昔も今も変わらない興味の対象を愛おしく思いつつ、今年2011年に特に私の気分を上げてくれた方法を三つご紹介しようと思います。

まずは髪。
すれ違ったときに、髪に揺れる動きが生まれます。この髪先に少しだけお気に入りのソリッドパフュームを馴染ませるのです。オードトワレを吹き付けたコットンやハンカチで軽くねじった髪先を包むようにしばらくおさえてもよいでしょう。(香水を髪に直接吹き付けると強く香りすぎるためおすすめしません)伸ばした髪先がバストの下あたりであれば、やや鼻からも程よく遠い距離。首の動きとともに空気が揺れて髪先から香ります。

手帳。
私の場合は、手のひらに収まるサイズのこちらでもご紹介のノート。このノートに今年もたくさんの名言や知恵、貴重な情報の数々を書き残すことができました。この中にはいつもお気に入りの香りを吹き付けたカードを挟んでいます。たとえば、自分の身体に直接纏うわけではなくても、手元からふわっとラストノートが香ると優雅な空気が流れそうなタイプ。打ち合わせのとき、自分だけでなく共に近くにいる方にとっても心地よく感じられるために。

襟元。
特にシャツブラウスの襟元のお手入れは大切。最も皮脂がつきやすくその皮脂が酸化したにおいがつきやすいところ。コチラ
でもご紹介したように薔薇の香りでふんわり洗い上げるのも良いですし、明日着る予定のクリーニングしたばかりのシャツの襟元に、ローズ、ラベンダー、ベルガモットなどの天然精油の香りを含ませたハンカチを細長く畳んで織り込んでおくのもグッド。ローズもラベンダーもベルガモットも、オーデコロンをはじめとする香りに使用される天然香料であり、精油自体に濃く強い色もありません。鼻に近い位置でも天然のシンプルな香りであれば、自分の清楚な笑顔の源になることでしょう。

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