2011年12月18日日曜日

'80年代前半の映画から

かつて卒業した高校から名簿原稿の確認が届く。
15~18才の間。私は高校生活の思い出がほとんどないかわりに、この時期に映画館で観た映画の印象はよく憶えている。
何かの機会に映画から当時のことを思い起こすかもしれない。
そう思い、当時観た映画のタイトルで今憶えているものを挙げておこうと思った。観た映画全てを憶えている自信はない。しかし、観て後悔したものはないことだけは憶えている。

ベストフレンズ
四季
普通の人々
グロリア
テス
ラ・ブーム
フェーム
殺しのドレス
白いドレスの女
ある日どこかで
コンペティション
9 to 5
ザナドゥ
レイダース/失われたアーク
007ユア アイズ オンリー
炎のランナー
レッズ
E.T.
愛と青春の旅立ち
ブレードランナー
ポルターガイスト
キャット・ピープル
黄昏

…今のようにビデオレンタルという手段もなく、観たければ映画館に行くしかなかった。当時「スクリーン」や「ロードショー」といった雑誌を兄が購読しており、情報を得ようとしたらそこそこあったのかもしれないが、世間の評判など気にせず、何となく観たいものを観ていたのだと思う。

上記の映画のうち、音楽が今も記憶に焼きついているものの一つがピアノコンペティションをテーマとした「コンペティション」のエンディングに流れたランディ・クロフォードの"People alone"。懐かしく思い起こし、調べてみたらその年のアカデミー歌曲賞にノミネートされていた。
「ベストフレンズ」ではジャクリーン・ビセットの影のある官能性に強く魅かれた。クリストファー・リーヴといえば「スーパーマン」を思い起こす人も多いかもしれないが私は「ある日どこかで」。「テス」の衣装もさることながらナスターシャ・キンスキーの女神的容姿に感動した私はその後も「キャット・ピープル」などを観てしまうことになる。
「ラ・ブーム」で見たリセに通うパリの女の子の日常。日本の、しかも地方の修学旅行もないお堅い進学校に通う同年代の自分とはあまりにも違うライフスタイルの存在を実感。後にソフィー・マルソーは同じ監督によって「スチューデント」(L'Étudiante)という映画でも主演しているがこの映画での彼女が私は特に忘れられずフランス語の台本ブックまで買ったほどだった。

高校の会報誌に一度私の文章が掲載されたことがあった。二年生のとき。タイトルは「映画 炎のランナーを観て」だったと思う。この映画によって私はまだ訪れたことのないイギリスという国を想像し、その印象を強くしたことだけは今も憶えている。







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