2011年11月24日木曜日

香水、そして映画の動向から見えたこと

勤労感謝の日が過ぎると、さすがに今年も残りわずかと実感。

今年デビューした香水、そして最近の映画の動向から感じたことを記しておこうと思う。

まずは香水。
イタリアのブランド、ボッテガ・ヴェネタがブランド誕生後45年目にして初のフレグランスを発表したいきさつはコチラでも記した。
そして、メゾン マルタン マルジェラより、フレグランスがデビュー(2011,10,25/FASHION NEWS)。これまでの香水の枠にとらわれない…といった革新的な姿勢をうたっているが、実際に香りを確認してみると、香料本来の素晴らしさが丁寧に活かされたクオリティを感じた。

この流れはその後も続く。
マドンナが初の香水「Truth or Dare」を発売
(映画.com 11月7日(月)15時5分配信/YAHOO! JAPANニュース)
。あのマドンナまでもがついに。
そして、トリーバーチがビューティーに参入、初のフレグランス発売へ
(2011年11月2日 12時00分/ excite ニュース)
。意気込みあり。

ブランドイメージ、情報発信の重要な手段として、フレグランスという想像力を刺激し官能に働きかける方法が改めて注目されている。しかもそのクリエイションにかける想いも深い。本来そうあるべきだったのに、とも思う。

さて、映画について。
今朝、無垢と色気と知性(2011,11,24/中野香織オフィシャルブログ)を拝読。改めて感じたのは、サッチャーにしろ、モンローにしろ、過去に輝いた人物。またしても伝記的映画。モナコ妃となったグレース・ケリーの映画も制作が進んでいるというし、…思い返すとこのごろ偉大なる過去の人物の伝記的ドキュメンタリー映画やドラマが続いている。今年私がみたものとしては、イヴ・サンローラン、グレン・グールド、セルジュ・ゲンスブール…そういえば現在放映中のNHK朝のドラマ「カーネーション」も世界的に活躍する3人のファッションデザイナーの母の物語であった。

混迷する時代の中で、生き物としての人間が、官能に訴えかける原点をみつめなおし、過去を輝かせた人物の生き様から何かを再発見しようとしている。
そんなふうに感じた2011年。あとひと月でクリスマス・イヴ。

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