今月公開のフランス映画。
流れる音楽、装われるファッションと共に、
忘れ難い印象を残す2作をご紹介したい。
Deux films français qui sont sortis au Japon
ce mois-ci. Dans chaque cas, la musique
de l'œuvre et la mode du personnage principal
sont vraiment impressionnantes.
Elles agissent pour leur propre liberté en tant qu'êtres humains.
先ずは、一作目。
初めての恋へと動くスザンヌ。
白シャツ、ジーンズ、赤いヘアゴム。
16歳の彼女は、
同級生達とも交流は保つものの、
彼らの話題には興味は持てない。
恋というものに憧れる気持ちのまま、
憂いを秘めた大人の男性に惹かれていく。
彼の存在が、理想から現実になったとき、
彼女は何を学ぶのだろうか。
赤いソーダ水、赤いスクーター。
パープルブルーのカットソー。
朝のカフェ、目を閉じてシンクロダンス。
そして、
昨日公開、
ショック・ドゥ・フューチャー。新たな音楽を生み出そうと奮闘する、
ミュージシャンのアナ。
見たことのない日本製マシンから
聞いたことのない電子音。
‘78年から先の、
未来の音楽を紡ぐ可能性を見出す。
2021年に生きる者として、
「未来」の音を知っている“耳”で聴く、
この楽しさは抜群なもの。
素顔に大きな眼鏡、
ビッグサイズのTシャツ姿は
機材に囲まれたアナのスタイル。
友人にメイクされた顔は
なかなか見慣れない。
スザンヌもアナも
女性である前に人間として、
自由を愛するがゆえに自ら動く。
行動は
かけがえのない収穫をもたらす。
…écrit par 《SAWAROMA》
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