2019年7月15日月曜日

パリの思い出・Ma mémoire à paris




昨日はフランス革命記念日。古いアルバムから昔暮らしたパリでの写真を眺めた。1988年3月。Le 14 juillet est la fête nationale de la République française. Des photos quand jétais à Paris il y a environ 31 ans.



シャンゼリゼ通りの西端にある凱旋門の上から見えるエッフェル塔。何日も通ったルーブル美術館を前に立っていたあのとき。


パリに滞在し体験したことは、今に確実に繋がっている。語学学校以外の時間の多くを美術館巡りに費やしたのは、観ることが楽しかったから。


ピカソ美術館では或る作品を長時間眺めて考え込んだりもした。翌日ポンピドゥセンターへピカソの本を買いに行く。本物を直接観て感じることから自身の思考が始まることを学んだ。


語学学校の課外プログラムで見学したパコ・ラバンヌの香水工場。量産製品としての香水というものを目の当たりにした。


パリで抜群に美味しかったのはパンだった。そして食べ物を売っているお店の通りを歩くと、バターでソテーされるときの独特の芳香や、様々なチーズが混在する匂いによく出会った。


勇気を出して入ったフランス料理レストランでは私のおぼつかないフランス語の発音を訂正されたことしかおぼえていない。でも、おかげでのちにクスクス料理のお店では笑顔で会話できた。


レ・アールに在ったアニエス・ベーのお店で、形も香りも素敵な石鹸にひと目惚れ。このブランドの最初のフレグランスも大好きだった。


当時大学の友人と活動していたロックバンドのライブで着る衣装を探すため、色々なお店をまわりKOOKAÏの赤のワンピースも買った。偶然出会った薄紫のニットは今も健在。ブランド名は知らない。


タートルネックがよく似合うフランス人男性にいきなり路上で話しかけられ、日本人なら納豆とチーズの共通点についてどう考えるかと尋ねられるなど日本ではほぼあり得ない出会いもあった。


22歳。だから感じられたことは多々。私が生まれた富山で18年過ごした後、東京生活4年目の春。初めての海外滞在はパリだった。忘れない。


écrit par SAWAROMA




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