2019年5月12日日曜日

2019年限定ボトルと《LALIQUE DE LALIQUE》の香り




ラリックのフレグランス『ラリック ドゥ ラリック』100mLが充填された特別限定品。先月リニューアルオープンのラリック銀座店にて拝見しました。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/04/426.html?m=0

1994年以来、毎年ラリックならではの限定ボトルがつくられています。



2019 LIMITED EDITION CRYSTAL

COLLECTIBLE BOTTLE

NAÏADE LALIQUE 


NAÏADE”? 調べてみると、ギリシャ神話に登場する妖精で泉や川の精霊のようです。優美な女性のシルエットが流れるように渦を描き、貴重な液体をまもっているかのようなフォルム。『ラリック ドゥ ラリック』の香りを愛好する方にとっては、こうした特別なボトルを美術品として収集するのも楽しいことでしょう。


『ラリック ドゥ ラリック』

https://lalique.jp/fragrance/ladies/laliquedelaliqueedt50/

洗練とエレガンスを象徴する香りとして、「独創的なクリスタルアートと卓越した調香とのフュージョン」をテーマに、ルネ・ラリックの孫であるマリー=クロードラリックが1992年に発表したラリック初のフレグランス。発売以来25年以上にわたり世界中の女性に愛されてきたそうです。日本でも2019410日より銀座店およびオンラインショップにて発売。年齢問わず、大人の優雅な佇まいに似合うフローラルムスクの香りです。レギュラー50mLのボトルはこちら。




フレグランス。そのボトル自体も香りのイメージを形成します。中の液体を使い切ってしまったとしても、小さな美術品として眺めていたいと思えるかどうか。私が自ら入手したいと願う香りも、ボトルにも魅力を感じられるものであることが大切でした。

香水瓶の素材としても広く用いられるガラス。そのガラス工芸において20世紀前半に素晴らしい功績を残したルネ・ラリック(18601945)。ジュエリーデザイナーとしてのキャリアを経て、香水商コティからの依頼を機にガラス工芸家へと転身します。

次世代へ、そして今日へとさらなる進展を伴い生き続けるブランドの存在を、ガラスアートやフレグランスを愛好する者としても嬉しく思っています。


箱根ラリック美術館ウェブサイトの中でも、ルネ・ラリックのヒストリーが紹介されています。

http://www.lalique-museum.com/museum/about/index.html


écrit par SAWAROMA



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