2019年3月17日日曜日

白のフォルム、香る余韻・黒田 泰蔵「白磁」/ ヴァンジ彫刻庭園美術館





白の中に白。抽象としての白磁。

Blanc en blanc. 

La porcelaine blanche comme une abstraction.










黒田 泰三 「白磁」2019年1月12日~4月9日

https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/exhibitions/1105/



白ゆえにくっきりと周囲の陰影が映り込む。

白ゆえに、轆轤の回転の軌跡がうっすらと見える。

つくりたい形、そのものがそこに生まれるような。


遠くから眺めると その柔らかなフォルムは光のよう。

近づいて見ると 限界まで薄い口縁が緊張感を放っている。

確かに存在する境界線。


40代で「轆轤(ろくろ)成形、うつわ、単色」という3つの条件を自身に定め、そこから白磁のみの制作に傾注した黒田さんの作品に囲まれ、静謐な時間を体感。自身の内側から本当に求めるものに向き合う時間を大切にしたいと感じた。

…………

ふと気付くと自分から香る

TOTALLY WHITE / 126 の清涼感。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/01/totally-white-126-by-parle-moi-de-parfum.html

早春のクレマチスガーデンに調和するように、と

その日の朝纏ったフレグランス。

トータリーホワイト。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



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