2013年2月19日火曜日

桜を待つ・Kisa ragi の香り

香りの専門誌 "PARFUM" 編集長、平田幸子氏による
香りスクール(調香体験)に参加。

私にとってなじみ深い天然香料だけではなく
デリケートで立体的なテクスチュアを感じさせる数種の合成香料を鑑賞し、自由にそれらのイメージを言葉におきかえていくプロセスを楽しみました。
誰かのためではなく、自分のために。

今回忘れられなくなった合成香料は
ふんわりと秘密のぬくもりを漂わせるメチル ディハイドロジャスモナイト
静かな余韻が深く哲学のように沁み渡るようなイソ イー スーパー
水墨画のように凛とした佇まいのガラクソライド。
そして以前から知っていたものの
この時期にはことのほか待ち遠しい
やわらかなクマリンの香り。

エヴァリュエーターである講師の先生がつくられたベースは
さわやかな海風と太陽が良く似合う透明感のある香り。
淡いブルーをイメージさせるその香りに
待ち遠しい花の香りをプラスして
今の気分の香りを自由に作ることができました。




香りを" Kisa ragi "と名付けました。
今の私の気分をそのまま置き換えた、香りの記録です。
しばらくこの香りとともに
桜を待ちたいと思います。

寒さの中にも
ふくらんだ花の蕾からこぼれる春の香りが
空気を少しずつ柔らかく軽やかにしてくれますように。

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