2012年8月24日金曜日

万年筆で「人生と美」を描くモンブランの香水

昨日のニュース。

MONTBLANC│モンブラン
91年の生涯にちなみ、世界で91本のみ製作
偉大な芸術ピカソの人生と美を封じ込めた万年筆


ピカソといえばその生涯の中で何度も作風を変えながら美を追求したアーティストであり、私自身もパリのピカソ美術館で観て忘れられなくなった作品がある。

万年筆、という名のとおり、これは幸運な出逢いに恵まれたとしたら、一生ものになるかもしれない、大切な道具である。さらに、これが自分の身体の一部でもあり、使用している姿が絵になることを想像すると、腕時計などと同様、どうしてもその存在にはこだわりが生じるものであると私は思う。

2000年代に入って間もなくの頃だった。
モンブランはブランド初のメンズフレグランスを発売した。
名前は、確か、"PRESENCE" 。
その後まもなく、同名の女性用が発売。(日本では2002年秋)
"PRESENCE D'UNE FEMME"




写真は、香りの専門誌"PARFUM"2002年秋号より。
そして私も実際にこのEAU DE TOILETTEを使用した。愛用した記念に、空ボトルとパッケージも保管していた。温かみのあるシックな香りで、私にとって秋冬の空気にはピッタリだった。ラストノートでエレガントに響くヴァニラや樹木の官能的な余韻も魅力的で、女性に限らず繊細な美を大切に考える男性にも似合うかもしれない。

さて、アメリカのフレグランスサイト"FRAGRANTICA"で調べてみたらコチラに健在。今となっては稀少なローズウッドも使用されていたのかと思うと、またひとつ好きになった理由を発見。

そして、このサイトの最新ニュースでは、モンブランからこの秋、コチラもデビューするという。クラシックなエレガンス、ナチュラルな上品さを体感できるというこの香りが日本でも発売されるかどうかは知らないが、海外で出逢えたら試してみたいと思う。

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