2012年3月23日金曜日

グレープフルーツ香痩身法について・医師の著書から考える

もうすぐ桜。この時期になると思い起こすのはグレープフルーツ。
タカノフルーツパーラーの方が
「フロリダ産グレープフルーツの旬は桜の時期とほぼ同じ」
おっしゃっていたからです。

グレープフルーツといえば昨年の5月に
コチラ でも書きましたが、その香りには魅力がいっぱい。
単に甘くて爽やかな香り、というだけでなく、痩身効果が期待できると一時期話題にもなりました。そこで改めてこのテーマについて、医師がわかりやすく記した本をご紹介しようと思います。



こちらアマゾンのページ をご覧いただければ、読者コメントも載っています。

この本で私が貴重だと思うのは3点。

1.
なぜグレープフルーツの香り成分を嗅ぎ、体内に入れることによって痩身効果が期待できるのか、その科学的メカニズムを平易な表現で伝えていること。
(ヒトが活動時に優位に働かせる交感神経を活性化する成分があり、これによって体脂肪が燃焼しやすくなるということを丁寧に説明しています)

2.
ただし、グレープフルーツに含まれる成分には、いくつかの種類の薬剤の作用に好ましくない影響を及ぼすものもあるため、なんらかの薬を服用している人は事前にこのことを確認しなければならない、と明記してあること。
(本には著者が把握しているさまざまな薬剤が紹介されていますが、このことにより、安易な導入を避けることができ、事前に医師や薬剤師に確認する必要性を促します)

3.
実際に医師である著者自身の痩身体験レポートやその他数名のカルテレポートも記されており、具体的に、どのような人がどのような条件でグレープフルーツ痩身を試みたのか、その経緯と結果が示されているということ。
(香りを嗅ぐことはもちろん、同時にアロマトリートメントや入浴時での導入方法、さらに同時に心掛けたい食生活や過ごし方についても医師の目線からのアドバイスたっぷり)

続いて、医師ではなくアロマセラピストである私の単なる体験談も。

グレープフルーツに限らず…
香りを積極的に嗅ぎ、意識し、生活に取り入れるようになってから、自衛のための身体の本能的な感覚が以前よりも素直にわかるようになりました。一番有難いと思うのは、食事のこと。そのときごとに食べたいものがわかり、身体の状態が必要とする量しか求めません。これは妊娠中にも特に感じた感覚です。

まる一日さまざまな香料を嗅ぎ仕事をしていたときには、最低限しか食事を必要としませんでした。水分さえキチンと摂っていたら、ヒトってそんなに沢山食べなくてもいいんだ、とか、せっかく動く身体をもっと動かしたくなる気分が生じます。

実家の父は車椅子生活で運動不足になりがちなので、グレープフルーツを嗅いでみて、と送ったことがあります。でも、朝空腹時にティシュに数滴含ませたものを直接嗅ぐ、食事前にいつも…などかなり意識的に嗅ぐ習慣を続けないと効果は感じられないようです。私がきっちり側にいて毎時促さない限り定着は難しいようでした。義務になってしまうと習慣化できない人も多いですね。グレープフルーツの香りが好きで、香りの化学的なことにも興味をもちながらまずは試し、続けられる人にお勧めします。

そして最後に大切な注意事項を。
グレープフルーツの香り成分は柑橘類の精油の中でも特に酸化しやすいので、できるだけフレッシュな状態の精油を入手し、開封後は長くても半年以内でつかいきることもお勧めします。




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