2010年12月12日日曜日

フレグランスボトル

今年発売のフレグランスを10種近く集めてあれこれ考察した1週間が過ぎました。今週はそのうちの大半を返却しなくてはならないので、今のうちにボトルの外観、仕様についての感想を。

「飾っておきたい…このボトルが欲しい…」と若い女性からも好評だったのは、ニナリッチから春に発売されたリッチー・リッチー。テレビCMも流れたようです。蓋も本体もその境界にあしらわれたリボンも、光沢感のある紫がかった深いピンク色。この色とリボンとの一体形をひと目みたとき、10代後半から20代の女性に愛されると感じました。
「タイムスリップしたような感覚」とレトロなガラス仕様が好評だったのはジバンシーのオードモワゼル。私は個人的にこのフレグランス自体の色が好きです。ジューシーな媚薬のように想像できる淡い色が、細かなガラスカットの反射で透明感を増しています。
「旅立ちのときに」携帯したくなるようなエルメスのヴォヤージュ ド エルメスは、ボトル本体にシルバーの回転するカバーがついており、スプレーノズル部分を隠せるようになっています。一度見たら忘れられないユニークな携帯ボトル。
「まるでリップグロス。メイク道具の一つ?」と思わせるのは資生堂のマジョロマンティカ。真っ赤な縦長のボトルにとろみのある甘い香りをコンパクトに収納。メイクの楽しみを感じ始めた女性がバッグにしのばせたくなる小道具になりそうです。
「深いブルーと磁石の魅力」はシャネルのブルー ド シャネル。光に透かしてみると黒に限りなく近い青が堪能でき、蓋を閉めようとすると本体に吸い寄せられるように戻ります。蓋に磁石。
「金属をわしづかみに?光の角度で色んな色が見える」のがマーク・ジェイコブスの"BANG"。デザイナー自身がイメージビジュアルモデルに登場した大胆さも衝撃的ですが、このボトルも名前のとおりの面白さ。男性の丈夫な大きな手でガッシリとつかまれてこそ、の外観かもしれません。






昔、イタリア土産の香水ボトルで面白いなと思いコラムに書いたことがあったのでその内容も振り返りました。イタリアのPUPAというブランド、健在のようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿