初めて訪れた街の書店で
表紙の絵柄に惹かれて手に取った。
目次に記された
「グロゼイユ・
ヴァニーユ・
カラメル・
ロゼ・
ショコラ・
クレーム …
解説 平松洋子」。
読むことを決めた。
そういえば、
この本に出逢う数時間前、
カフェでスパークリングロゼを
味わっていた。
甘いジュースを飲むくらいならば
香り高いロゼワインがいい、
なんて言いながら。
6つの連作短編は、
甘いだけではない人の複雑さと
予測を超える人生のほろ苦さや
鮮烈な酸味を,読む人の記憶に
たたみかけてくる。
一読後、たまらなく
シンプルなシュークリームや
カスタードプリンが
食べたくなってしまった。
著者の作品
「透明な夜の香り」(2020年)
も機会があれば読んでみようと思う。
…écrit par 《SAWAROMA》
0 件のコメント:
コメントを投稿