2014年3月14日金曜日

見えるままを楽しむ・「アンディ・ウォーホル展: 永遠の15分」

夕方、麻布十番で用事を済ませると
ちょっと歩けば六本木ヒルズ、ということで
森美術館へ。

この美術館は
火曜日以外、22時まで開館。
有難い。

18時半から約2時間近く。
外は風雨の夜、
地上53階で
たっぷりと
見えるままを楽しんだ。

「アンディ・ウォーホル展: 永遠の15分」




アンディ・ウォーホルがどんな人だったのか
全く知らなくてもいい。
展示された700点以上もの
多様な作品を見るだけで
わかるから。

作品展示とともに
彼の残した言葉も随所に掲げられているが
これまた作品との連動で共感できたフレーズが多かった。



絶滅危惧種といわれる生き物を描いた作品のうちの
サンフランシスコ・シルバースポットという名の蝶、
100個のキャンベルスープ缶、
花シリーズのひとつ。
以上、私がポストカードとして買ってしまったものたち。
ポストカードになってしまうと実際のサイズとは違うので
あくまで記録として。

サイズや色は表現のキーとなる。
その試行錯誤の面白さは
どんな人にも感じられるだろう。

においまでも再現したかに思える
シルバーファクトリーの空間も圧巻。

タイムカプセルと称した中にも
興味の共感をほのぼのと感じるぬくもりがある。
彼の日常品の中にあった香水瓶も
ピカソの『アヴィニヨンの娘たち』が掲載された冊子も
たとえば私も大事にとっておくものだから。

これはアジア巡回展最後の東京展。
生き物としての自分すら素材としてフル活用した
アンディのエネルギッシュな表現に
同じ人間ならば必ず笑いや驚きを感じるはず。

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