2013年9月14日土曜日

葡萄の香りと葛の花

葡萄。ぶどう。
皮ごといただくと
甘みと酸味と渋みのバランスが抜群です。


GRAPE(英語)
RAISIN(仏語)
UVA(伊語)…

そのまま食べても美味しくて
ワインになっても美味しくて。
香りも素晴らしい。



そんなぶどうの香りを彷彿とさせるフレグランスが日本にあるようです。
武蔵野ワークス 「葛の花」
このフレグランスがつくられたきっかけとなったエピソードが素敵。

葛の花は
外見も遠くからみると葡萄の実のようなのですが
その香りも甘くフルーティー。
まさにぶどうのようだという意見もあります。

葛は秋の七草の一つでもありました。

2013年9月12日木曜日

「清潔感」を残り香に…ザ・ランドレスの香り

先月末にコチラの記事で書いていた、THE LAUNDRESS(ランドレス)。

今日は急に真夏に逆戻りしたような残暑で
着ていたコットンのブラウス、
薄地ウールのカーディガンとともに
デリケートな生地でできたアイテムを手洗いすることにしました。

襟元のうっすらとした汗染みをキレイに洗い落とす
WASH & STAIN BAR を泡立てると
昔なつかしい外国の石鹸そのもののクラシカルな香り。
これは、ランドレスを象徴する"classic"という香りで
淡くサンダルウッド、イランイラン、パチョリにシトラスという
柔らかなフローラルタイプ。

WOOL & CASHMERE を少量、溜めた水にかき混ぜて
ウールのカーディガンを浸します。
ウールは水につけるとチョット独特なウール臭が立つのですが
シダーなどウッディでスパイシーなキリッとした香りのおかげで
爽やかに洗い上がりました。

デリケートな素材のランジェリーや外出着は
DELICATE WASHで。
"lady" という香りの名前から
フェミニンな香調を想像していましたが
グリーンハーブの清らかさに
まろやかなアンバーとシトラスが上品に融合し、
凛とした清潔感が前面に。
この残り香であれば
女性に限らず男性にも似合いそう。

衣類を洗うために濡らすと
水で濡れることによって
繊維や素材のあまり好ましくないニオイが立ったりしますが
そんな違和感もこうした香りのおかげで気にならず
なおかつ干してしまうと
気がつくかつかないかという程度に
かすかな香りが
清潔感という印象を残すのみ。

ナチュラルで心地良い香りは
ファブリックケアの記憶に刻まれ
キレイに乾いてアイロン掛けされた服に
なおいっそうの愛着を持てるはず。

ザ・ランドレスオリジナルの香りには
天然精油が使われているそうです。

2013年9月11日水曜日

"Portrait " (Paul Smith )・香るたび、ポートレート

フレグランスをきっかけにブランドを知り
そのブランドの他のアイテムにも興味を持ち始める、
私にはそのような経験が何度かあった。

今回もそのケース。
Paul Smith 自体はブランド名もこれまでのフレグランスも
「知識」としては知っていた。

しかし
このブランドについてもっと知りたくなり
ブランドヒストリーまで読みふけってしまったのは
今回の新作フレグランス"Portrait "のニュースを知ってからのこと。

私は、身につけるフレグランスの魅力とは
動きとともに、場所によって、
一瞬一瞬香るたび、香りを感受する人にのみ見える
ポートレートのようなものであると考えていた。
それがまさに、今回のフレグランスの名前となっている。

PAUL SMITH PORTRAIT
Posted by William Charlesworth on Monday, June 10, 2013 · 0 Comments


シルバーメタルとスモーキーグレイグラスの組合せによる
柔らかな曲線でつくられたボトルもどことなくモダンでありながら
エキゾティックな魅力をもつ。

香料は?と別の記事もチェック。

Paul Smith Portrait
09/08/13 14:41:55
By: Sanja Pekic



レディスとメンズのペア。
それぞれに重なり合う香料がある。
トップからミドルノートには
共にベルガモット、カルダモン、ブラックカラント。
ラストにはミルラ。

フローラル・グリーンのレディスは
紅茶やピーチの香りで初々しくフェミニンなプロローグ、
ミドルのローズやジャスミン、ラストのムスクが
パウダリーでムスキーな印象へ。

ウッディ・スパイシーのメンズは
ピンクペッパーやゼラニウム、
シダーやバルサミックなラブダナムによって深い余韻を残すはず。

フレグランスのイメージヴィジュアルも象徴的。

2013年9月10日火曜日

リンゴとレモンとシナモンと


秋一番のリンゴ、つがる。
9月には店頭に並んでいます。




フレッシュで優しい甘さが初秋の味わい。
生でも美味しいのですが
週末、煮てみることにしました。

リンゴに三温糖をふりかけ、しばらく待つと
リンゴから水分が出てきます。
これをゆっくりとレモンと共に煮ました。
最後にシナモン。

雨続きの日曜日でしたが家の中は
爽やかなレモンのトップノートから
フルーティーでフローラルなバラ科のリンゴ、
ほのかにスパイシーなシナモン…
と素晴らしい香りに包まれ、幸せでした。

おかげで
ヨーグルトやバニラアイスクリームに添えたり
バタートーストに挟んだりと
美味しい二日間でした。

来月あたりが旬の紅玉ほどは酸味が無いですがレモンで補って
シナモンの余韻とともに秋の香りを満喫。


2013年9月8日日曜日

"JEAN PATOU" 100年目の "JOY FOREVER"

香水史上、特筆すべき"JOY"。

1914年にフランス人ジャン・パトゥが創設した
ファッションブランド、"JEAN PATOU"によって
世界恐慌の只中にあった1930年にデビューした
英語の名前のフレグランス。

当時、新作候補としての提案がことごとく気に入らないパトゥに対し
調香師は、それまでに研究してきた小瓶を差し出したという。
高価な天然香料をふんだんに使った、市販では非現実的な試作を
「まさかこれは絶対選ばないだろう…」と思いながら。
しかし、パトゥの言葉はこうだった。
「これだ、すばらしい!…これを香水のロールスロイスにするんだ」

この瞬間、デザイナーのサプライズという「歓喜」が
コストの制約を超越した。

"JOY"の発売直前に株式市場崩壊、世界恐慌。
裕福だったアメリカの顧客の大半の経済状勢は悪化。
そのような中パトゥは
バカラクリスタルのボトルに詰められた「世界一高価な香水」を
揃いの服を着た従業員に一軒ずつ顧客の玄関先に届けさせたという。
これは文字どおり「歓喜」を贈ったことになるのではないか。

…このエピソードはこれまでに何度も様々な書物で読んだ。
シャネル5番の誕生秘話もそうであったが
稀少で高価な天然香料、ジャスミンとローズの威力はもちろん、
デザイナーが自身のサプライズに忠実な決断(選択)を行い、
絶妙なタイミングをもってデビューさせる情熱がなかったら
こうした名香は市場に登場し得なかっただろうと感じる。

"JEAN PATOU"誕生100年目目の2013年11月。
ブランドの象徴的存在となった"JOY"の名を冠した新作デビュー。

Jean Patou Launches Joy Forever
09/06/13 15:28:58
By: Elena Knezhevich

Jean Patou launches Joy Forever
(Launches/Relaunches, Fragrance)


"FOREVER"(永遠に)。
現に私はこのニュースを知ってあらためて83年前の"JOY"のことや
"JEAN PATOU"の本国のサイトでそのブランドヒストリーを読み直し
記憶に再度刻みつけようとしている。

"JEAN PATOU"Webサイト中のコチラ
"JOY" のページ から、誕生から100年目を迎えたブランドの顧客への愛情が感じられて温かい気持ちになった。

参考文献
『フォトグラフィー 香水の歴史』
ロジャ・ダブ著
新間 美也 監修
株式会社 原書房

2013年9月7日土曜日

ゲランド(Guérande)の塩


ゲランドの塩。
フランス西海岸、ブルターニュ地方にあるゲランドの塩田で
太陽光と風だけで結晶化させられた自然の風味。


一昨日訪れたケーキショップで30g小分けパックを購入。
その海からの恵みの旨味を味わうと
コチラの記事 で書いたようなブルーカラーを思い起こします。

"STYLE'S CAKES & CO."では
この塩を使って焼かれた塩ケーキもありました。

お菓子はもちろん、
サラダにもステーキにも。
ミネラルの旨味を柔らかく含んだ海の味は
生き物の故郷の味。
ホッとするような美味しさにしてくれます。

ゲランドの塩田の歴史は1000年以上とききました。
このような伝統的製法でつくられている塩職人さんに感謝。

2013年9月6日金曜日

"STYLE'S CAKES & CO."のパイとケーキ


昨日の記事 の続きです。

色とりどりの宝石のようなタルトやパイの中で
大好きないちじくを選びました。
いちじくレッドがキラキラ。



フレッシュな香りのいちじくを味わう嬉しさが
程よい甘みと生地のバター&ほんのりソルトな優しさで
もっともっと素敵なものになりました。
旬のフルーツの香りを存分に楽しめるパイです。

そしてこちらもフルーツが主役のロールケーキ。



中身は季節によって変わるのでしょう。
生地の優しい味わいは
その時だけの旬の果実の香りをひきたてています。

いちじくは今週いっぱいで終わるそうですが
林檎の季節にはまた訪れたいと思っています。

"STYLE'S CAKES & CO."のタルト・ケーキ・キッシュなどの情報は
コチラ
定番となる美味しさの秘密には
旬の香りをひきたてる塩や砂糖にもあるようです。