2012年5月29日火曜日

天然ベチバーとゲランの新作

緑が日一日と濃くなるこの季節。


夕暮れどき。鬱蒼とした深緑の森。目を閉じると、さまざまな匂いの中に滑らかな木々と土の温もりを感じる。あくまでもさりげなく。

ベチバーという植物の根の香りには、そうした温かみとドライな上品さがある。
この精油自体はどろりとして粘度があるが、まさに根そのもののパワーを感じる。
精油を1%程度に希釈したベチバー水を私は夏には常備し、時折カーテンや網戸にスプレーし、深い緑の森からの涼風をイメージしている。

男性用の香水のベースノートによく使われるそうだが、私の好きな女性用の香水に使われていることも多い。
スモーキーで骨太なベースを感じさせ、深い安心感に包まれる。音に例えるとこれまた私の好きなウッドベースの響きに近い。

この天然ベチバーにこだわったゲランの新しいフレグランスが今月発売されたらしい。カクテル、モヒートにインスパイアされてうまれたゲランオムの最新ヴァージョン。

人気の「ゲラン オム ロー」が、よりフレッシュでウッディな香りに進化
溢れ出す爽快感、「ゲラン オム ロー ボワゼ」


厳選したインド産の香料“ベチバー”がふんだんに使用されているとのこと。その滑らかさ、近いうちに確認したい。

2012年5月24日木曜日

18 visual works from 12 kinds of aromaー 文化学園大学 けやき祭にて

文化学園大学 小平キャンパスにて毎年6月第1土曜に開催されるけやき祭。
今年ももちろん、6月2日に開催されます。

At Kodaira Campus of Bunka Gakuen University , KEYAKI FESTIVAL is held in every first Suturday in June.
This year, of course will be held in the 2nd of June.


この大学を知るには、けやき祭で見逃せないものが2つあります。
一つはすべて学生によってプロデュースされるファッションショー。
もう一つは、学生が実際に履修した科目の中で制作した作品展示。

In this festival, 2 events are must for understanding this university. One is the
fashion-show by produced only students. The other is the exhibition of student's works in their taken subjects.


私はこの大学の現代文化学部において『ファッションとアロマ』という講義を担当する講師です。『ファッションとアロマ』では、学生が各々1種類の香りを選びそれにインスパイアされたイメージをビジュアル作品へと創作します。彼らの作品ももちろん、来る6/2のけやき祭で展示されます。今回の展示は12種類の香りからインスパイアされた18作品。12種類の天然植物由来の香料テスターと共に展示されています。

I'm a lecturer of "Fashion and Aroma" , the name of subject,
in Faculty of Liberal Arts and Sciences at this university.
In "Fashion and Aroma", each student tries to design visual work
inspired by each 1 aroma of natural plants.
Their works,of course are in the exhibition at KEYAKI FESTIVAL.
In the 2nd of June, 18 visual works from 12 kinds of aroma
are exhibited with 12 aroma-testers.


参考までに…(only Japanese)
昨年の今頃も、コチラや、コチラにてご紹介しています。今年のけやき祭については今週大学サイトのコチラにもアップされています。














2012年5月23日水曜日

新作香水にみる原点回帰

フィガロ7月号。27ページ目に夏の香りとして
新作香水のラインナップ。

全10種類を見て感じたのは3つの傾向。

1,クラシックなヴィジュアル
2,天然香料のイメージの奥深さを生かす
3,人と香料の深い縁からのインスパイア

1については
実際に発売されたばかりのフィガロ誌面を見ていただくと一目瞭然。

2 については特に、セルジュ・ルタンス ロー フォアッド オードパルファム。神秘的な清潔感には、紀元前の昔から宝とあがめられてきたフランキンセンスの香りが一役かっているようす。

3については、まさにモルトンブラウン初のコチラのシリーズのテーマそのもの。スパイスロード。アジアを抜きには語れない。中国、麗江がテーマの「リージャン」はお茶の芳しさがイメージされているという。

歴史があって今がある、そんな原点回帰の精神でプロデュースされた「今」を 香りで感じるのも楽しいはず。

2012年5月20日日曜日

『美人の歴史』と『パーディタ メアリ・ロビンソンの生涯』

日曜の日経新聞には、見開き2ページで「読書」のコーナーがある。
本日その中に、先月からチェックしていた本とともに、それよりも先に読みたいと思う本を見つけてしまった。

まずは、先月某大学生協にて発見、思わずその厚みと存在感から手にとり、パラパラと内容を斜め読みしてしまったのが、ジョルジュ・ヴィガレロ著『美人の歴史』

440ページの上製本。美人、美容、化粧、ファッションについての変遷と発達に関し、16世紀以降の社会背景とともに眺める視点が得られそうなので、資料として貴重。目次を見るだけでも想像力を刺激される。
きちんと読む前の私の想像では、そもそもギリシャ神話に登場するナルキッソスが水面に映る自分に見惚れて恋してしまう…といった自己愛が根本にあるのではないかということ。ただし、それはいつでも自分の全身を鏡で眺められる現代に生きている私の一つの視点にすぎない。

上記よりも先に読みたいと思った本は、最近注目を深め、その歴史をより詳しく知りたいと感じていたイギリスが舞台。イギリス史上最高とされる美しい女性についての評伝、ポーラ・バーン著『パーディタ メアリ・ロビンソンの生涯』
アメリカ独立宣言、フランス革命。大きな歴史の節目とも思える18世紀末。ロンドンに実在したという「美人」の生涯を眺めることからも様々なことが感じられると期待。





2012年5月18日金曜日

触覚との関係・嗅覚との関係

最近気づいたことがある。
私の手はよく、自分のどこかを触っている。
そして知らないうちに(ふと気づくと)さすったりほぐしたりしている。

特に自宅でくつろいでいるとき
よく触っているのはふくらはぎ、大腿部、こめかみ、耳周り。
こんなこと、少なくとも子供のころはしていなかった。

手は高性能のセンサーである…
とはアロマテラピートリートメントやリフレクソロジーの施術の仕事をして痛感したこと。多くの人の身体に触れる仕事をしているうちに、手のセンサー機能は鍛えられ、意識化しないうちに脳から疲れや冷えや滞留(むくみ)がある部位へと動くのかもしれない。ここ10年以上修行だと思って続けているバスタイムでのオールハンド・セルフボディトリートメントの効果もあるだろう。

幸か不幸か、私はイヤリングやピアス、ネックレスなど直接皮膚に触れるアクセサリーが金属でできている場合、純銀か金を除いて赤く痒くなってしまうことが良くあった。結果布か石か樹脂性のものが多い。指輪もすぐにはずしたくなってしまうし、美しいはずのネイルエナメルも指先が重くなって疲れてしまうので滅多にしない。おかげで…手のセンサー機能は皮膚が荒れない限り邪魔されることはない。

服も着心地とシルエットで決める。
たとえ最初は視覚で魅かれたとしても。
このあたりは嗅覚との関係と同じ。香水を選ぶのに試着なしはあり得ない。
あくまでも自分の感覚が満足するかを重視する。世の中の評判はどうでもよく。

インターネットが普及して服も香水も通販で購入できる時代だが、一度自分の触覚と嗅覚とで確かめたものでない限り、私が欲しいと思うことはない。でも触覚と嗅覚で選んだ服や香水とは長くつきあえているので、選ぶ手間や時間も無駄ではなかったと思う。…そんなわけで、人生の大半を触覚と嗅覚をフルに生かした女性、ヘレン・ケラーの自伝を最近読んでいる。



2012年5月16日水曜日

beautyworld JAPAN で出逢えた最高の笑顔・ジョジアンヌ・ロール

昨日、日本最大の国際総合ビューティー見本市・beautyworld JAPAN
をチェックしてきました。3年前にチェックした時に比べ海外の出展者が様変わりしていることに加え、現代のライフスタイルに溶け込む、全身・全世代向けの美容を考える意識が強まったことを感じる内容でした。

ブースの多さと人の多さ。この情報量の中、白地に紺色のロゴ、ひときわ洗練されたディスプレイとともに素晴らしい笑顔をたたえたブロンドの女性の立ち姿に目が留まりました。パリから来日されたのでしょう。エステティシャンであり、アロマテラピストの第一人者といわれるジョジアンヌ・ロールさん。尊敬の眼差しを向けた私の目とほんの一瞬ジョジアンヌさんの目が出逢ったとき、しっかりと温かい眼差しで見つめ直してくださいました。まさに美しい精神そのもののような瞳。

配られたパンフレットはこちら。
スカルプケア、ヘアケアのラインナップが紹介されています。




すべての年齢の方に髪質を問わず使っていただけるというその内容の天然成分には、海藻成分や様々な植物成分の他、ラベンダー、サイプレス、レモン、ペパーミント、ローズマリー、イランイランなど、アロマテラピーを学び始めた人にも親しみのある精油名も記されています。

私は'90年代後半、ジョジアンヌ・ロールを深く尊敬する美容家の方が経営されるエステティックサロンに勤務していました。そのときにジョジアンヌ・ロールブランドの入浴剤を使用、その発汗作用には感動したものでした。

アロマテラピーの深い知識のみならず、東洋医学(鍼治療や経絡)を学んだ経歴もあるジョジアンヌ・ロールのプレゼンテーションに触れて、私自身もこれまで学んだことをもっと積極的に活用したいという元気をいただいたような気がします。

こちらのサイト には、ジョジアンヌ・ロールの考え方や経歴、その商品についての情報が掲載されています。


2012年5月15日火曜日

豊洲で再会・パリの味

一日中雨の中、永田町〜豊洲からゆりかもめにて東京ビッグサイトへ。
ほぼ4時間立って歩き通しだった私は休憩をもとめてカフェを探しました。

豊洲で有楽町線に乗り換えようと思った時にみつけたのがイートインカフェのあるパン屋さん。コチラ にて紹介されています。

あたたかい珈琲のお供にはたったひとつ、満足感のある甘くないパンが欲しくて、結局選んだのがフィセルにチーズと生ハムとバジルがサンドされたカスクルート。以前私のコチラのブログ でもご紹介したフランスパンのサンドイッチです。

オーガニックの珈琲と共に、小麦のかおり香ばしく心地良い噛みごたえ、しっとりとしたフレッシュなチーズとハムとバジル。学生のころ一時パリで過ごした時期の私のランチといえばほとんどこれでした。懐かしくも美味しくて、すっかり疲れもいやされてしまいました。これからは豊洲に来たらここに寄りたいと思ったほど。
滅多に来ないからこそ、こんな出逢いはうれしいもの。