北大植物園(北海道大学北方生物園フィールド科学センター植物園)を訪れました。明治10年、札幌農学校(現北海道大学の前身)教頭ウィリアム・スミス・クラーク博士が開拓使に「植物学の教育には植物園が必要」と進言したのが開園のきっかけとなったそうです。
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まずは園内でもっとも感激した緑の風景を。
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今もあのみずみずしい葉や樹々の香りが思い起こされます。ひんやりとした空気の中で鬱蒼と茂る緑。わずかながらの陽光が漏れて、空気に穏やかな陰影を映しています。年輪を重ねたニレの樹皮は北の大地の荒々しさと雄大さそのもののようにも感じました。
札幌市の花でもあるというライラックの並木も園内にあります。見頃は5月下旬から6月中旬。ライラックといえばリラという香りの名前を想起。その気配を残した一角の解説の看板から、見頃の花を想像することができました。
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富良野のラヴェンダー、北見のミントに加え、北海道の気候風土がもたらす植物環境にはますます魅かれます。
参考資料:
北海道大学植物園 案内リーフレット
(入場時に配布されます)
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