2019年3月30日土曜日

春色のフレグランスたち・3 types d’ Eau de toilette




淡い光を含んだ

ピンク、

エメラルドグリーン、

そしてリーフグリーン。

春色を感じさせるフレグランスたち。


初めてフレグランスを使ってみたいと思う方にもおすすめできる、賦香率の軽やかなオードトワレ3種をご紹介します。


コーチ オードトワレ

launched in 2016

https://www.latelierdesparfums.jp/coach-edt-spray-30ml


ブルガリ モン ジャスミン ノワール オーエキスキーズ オードトワレ

launched in 2012


https://www.latelierdesparfums.jp/mjn-eau-exquise-edt-spray-50ml


ディプティック オードトワレ “フィロシコス”

launched in 1996

実際のボトルも液体も透明ですが、イチジクの葉のみずみずしい香りからこの色の光を合わせました。


https://onlinestore.barneys.co.jp/shop/beauty/item/view/shop_product_id/32145


東京にて、sawaroma 

écrit par SAWAROMA à Tokyo.



2019年3月28日木曜日

緑と薔薇・《all for love》et《cheergirl》




綺麗な薔薇をいただきました。

all for love》という名の薔薇です。



J'ai reçu une belle rose. 

C'est une rose du nom  all for love.


Voilà, Rose et romarin.

Le nom de race de cette rose est cheergirl.

J'ai les décoré avec le all for love que j'ai reçu la veille. Vert et rose, c'est une couleur printanière brillante.



薔薇とローズマリー。

こちらの薔薇の品種名は「チアガール」。前日にいただいた《all for love》に添えて飾りました。

緑と薔薇色。鮮やかな春色です。


324日に和やかに開催された

La causette parfumée コゼット パフュメ香りのおしゃべり会 』(通称ラコゼ)第22回。

http://lacausetteparfumee.com/kaori/la-causette-parfumee-vol-22.html

閉会のご挨拶と共に 主催者の地引由美さまよりいただいた  all for love》。今も、アプリコットピンクのチアガール達に囲まれて一段と麗しく咲いています。


東京にて、sawaroma 

écrit par SAWAROMA à Tokyo.



2019年3月25日月曜日

桜~ハナヒラク~SAKURA の香りを静かに纏う





Kawazu Sakura dans le parc Saigōyama, le 17 mars.

3月17日、西郷山公園の河津桜。






Le jour de l'équinoxe de printemps, 

j’ étais heureuse de la floraison de la fleur, 

et  j'ai essayé le parfum de 《Hana Hiraku》 et 《SAKURA》.


春分の日、開花が嬉しくて

『ハナヒラク』http://parfum-satori.com/jp/collection/hanahiraku.html

と『桜』http://parfum-satori.com/jp/collection/sakura.html

のフレグランスを試しました。






数日前、あらたまった席にて、ゲストに大切なものを私自身の手からお渡しする役割をつとめました。その場の空気に静かに、凛とした気配を幻のように漂わせる《SAKURA》の香りを纏い、滞りなくつとめられたことを嬉しく思います。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.




2019年3月23日土曜日

香りの専門誌『PARFUM』No.189「(春号)発刊





香りの専門誌『PARFUM』(No.189)春号発刊です。

La dernière édition de《PARFUM》(Numéro 189).


明日3月24日(日曜日)午後開催の 『ラ コゼット パフュメ』では、こちらの最新刊春号をテーマに平田編集長と私がお話しながら様々なフレグランスをご紹介いたします。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/02/parfum2019.html






1972年創刊『PARFUM 』は、香粧品文化の情報誌。

編集長は、香水評論家の平田幸子氏。

私も編集メンバーの一人です。

174号からは電子本も発行。


C'est le magazine d'information sur le culture des produits parfumés,

sa première publication en 1972.

La rédactrice en chef est Madame Sachiko HIRATA qui est critique de parfum.

Moi, je suis une des rédacteurs de ce magazine.

À partir de N°174, son E-book a été publié aussi.



香りの専門誌『PARFUM』は 定期(1年毎)講読制の季刊誌です。全国の読者に年4回お届けしています。詳しくはこちらをご覧ください。

http://parfum-specialist.com/regular/



追記:

324日に和やかに開催されたLa causette parfumée  コゼット パフュメ – 香りのおしゃべり会 』(通称ラコゼ)第22回の様子はこちらです。

http://lacausetteparfumee.com/kaori/la-causette-parfumee-vol-22.html




東京にて、sawaroma より。

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月18日月曜日

観る人の幸福観が試される・映画『幸福なラザロ』は4/19公開





主人公ラザロの瞳の穏やかさ。残像として淡い光の中で揺れる緑の葉、まばゆい太陽の光。予告編でも印象的だったが、周りの人々は次々と彼の名前を呼び続ける…127分の映画の中で最も頻繁に他人から名前を呼ばれたのはラザロではないだろうか。


幸福な、という表現から、子供の頃に何度も読んだオスカー・ワイルド作『幸福な王子』を連想した。ラザロ。この名前にも聞き覚えがあった。タイトルは何かの象徴であり、謎かけだろうか。私は自分が感じてきた「幸福観」が試されるのだろうと直観した。





試写会でいただいたパンフレットの表紙。

非常に淡いグリーンの中に柔らかな黄金の文字。




2時間強の映画にもかかわらず、主人公ラザロが発した言葉の内容のほとんどが記憶に残っている。それほど彼の発する言葉はシンプルで明快だった。内側から真っ直ぐ出た言葉。全く無駄が無い。本作は第71回カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞している。





映画チラシの写真、表と裏。


この作品で描かれているイタリアの現状は、世界の現状の縮図でもあり、人が生きるために避けては通れない現実を想起させずにはいられない。そのような中に象徴的に描かれた「幸福なラザロ」。それは、有り得ないと思われがちな人としての、本来の在り方かもしれないし、未来へと生きる人にとっての希望にもなり得るのかもしれない。



『幸福なラザロ』

4月19日(金)より、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。

http://lazzaro.jp/

監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル

出演:アドリアーノ・タルディオーロ 他

2018年/イタリア/イタリア語/127分/日本語字幕:神田 直美

 /原題:Lazzaro  Felice/配給:キノフィルムズ/木下グループ



東京にて、sawaroma より。



2019年3月17日日曜日

白のフォルム、香る余韻・黒田 泰蔵「白磁」/ ヴァンジ彫刻庭園美術館





白の中に白。抽象としての白磁。

Blanc en blanc. 

La porcelaine blanche comme une abstraction.










黒田 泰三 「白磁」2019年1月12日~4月9日

https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/exhibitions/1105/



白ゆえにくっきりと周囲の陰影が映り込む。

白ゆえに、轆轤の回転の軌跡がうっすらと見える。

つくりたい形、そのものがそこに生まれるような。


遠くから眺めると その柔らかなフォルムは光のよう。

近づいて見ると 限界まで薄い口縁が緊張感を放っている。

確かに存在する境界線。


40代で「轆轤(ろくろ)成形、うつわ、単色」という3つの条件を自身に定め、そこから白磁のみの制作に傾注した黒田さんの作品に囲まれ、静謐な時間を体感。自身の内側から本当に求めるものに向き合う時間を大切にしたいと感じた。

…………

ふと気付くと自分から香る

TOTALLY WHITE / 126 の清涼感。

http://sawaroma.blogspot.com/2019/01/totally-white-126-by-parle-moi-de-parfum.html

早春のクレマチスガーデンに調和するように、と

その日の朝纏ったフレグランス。

トータリーホワイト。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月16日土曜日

植物とアートとお食事と・「クレマチスの丘」





新幹線三島駅からシャトルバスで約20分。「クレマチスの丘」には、美術館や文学館、レストラン、自然公園などが点在しています。

Environ 20 minutes en navette de la gare de Shinkansen Mishima. La "colline de Clématite" est parsemée de musées, de musées de littérature, de restaurants et de parcs naturels.


クレマチスの丘

http://www.clematis-no-oka.co.jp







植物とアートと美味しいお食事をゆっくり楽しめる、素敵な空間です。


<クレマチスガーデン・エリア>には、現代イタリアを代表する具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界初の個人美術館として2002年に開館した「ヴァンジ彫刻庭園美術館」があります。広大な自然環境を背景とする屋外の彫刻も壮観で、美術館の建物自体も作品の一つのようです。

ヴァンジ彫刻庭園美術館

https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/about/









その敷地内には大きな桜の樹があり、これを見下ろすように、イタリアンレストラン「プリマヴェーラ」もあります。プリマヴェーラ、primavera。イタリア語で「春」ですからちょうどこの3月に訪問できたことは幸運でした。周辺には季節の植物が彩りゆたかに生育しています。



「ヴァンジ彫刻庭園美術館」の屋内ではちょうど企画展が開催されていました。その内容については次の記事の写真で改めてご紹介したいと思います。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月12日火曜日

新作MIU MIU TWIST ・ムエットの香りを聴きながら





苺のようなシルエットのMIU MIU TWIST ボトル。2015年ボトルとは形が違います。金色の線で縁取られた香水ボトルの輪郭。香りが付けられたムエットにこんなふうにボトルの形がヴィジュアライズされているのは本当に素敵。


Sur 2 mouillettes , chaque flacon de parfum est indiqué par une ligne dorée.







ミュウミュウ ツイストは2019年春の新作フレグランス。日本での全国発売は2月27日ですが、ミュウミュウ直営店では2月1日より先行発売されていました。


これまでは、2015年に発売されたミュウミュウ初のフレグランスのボトルの形で数種類の香りがデビューしていましたが、今回のツイストで初めてシルエットが変身。ベースノートに用いられたというピンクアンバーの香りがどんなふうにひねりを効かせてくれるのか興味津々で、2月早々に銀座の直営店で香りを試させていただいたのです。写真上のムエットはそのときのもの。


第一印象は甘くて深くてミステリアス…ミューズとなった女優、エル・ファニング(映画『メアリーの総て』では主演をつとめました)の雰囲気にもぴったり。透明感と共に次第にミュウミュウらしいひねりが感じられてきたのが数時間後。その後、この香りが残るムエットを大切に透明なoppに入れて保管しておいたのですが、約ひと月経過の今も上品なオーラを香らせています。これからの季節、ぴったりですね。



MIU MIU TWIST (ラトリエデパルファム)

https://www.latelierdesparfums.jp/brands/miu-miu



参考情報 /Informations de référence

http://sawaroma.blogspot.com/2017/01/miu-miu-l-bleue.html

http://sawaroma.blogspot.com/2015/07/miu-miu-eau-de-parfum.html



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月11日月曜日

『ミツバチと花の迷宮』/Honeybees & the Labyrinths of Flowers





タイトルは『ミツバチと花の迷宮』。

世界中で植物の受粉に欠かせないミツバチ。その活動と蜜源植物の多様性を、迷路をたどり色をぬりながら感じることができる絵本です。

http://www.kinotori.com/studio/blogs/portfolio/2019/01/post-44.html


Le titre de ce livre d'images est  "L'abeille et le labyrinthe des fleurs" en français.

L’abeille indispensable à la pollinisation des plantes dans le monde entier. C’est un livre d'images  qu’ on peut sentir l‘activité de l’abeille diversité et des plantes à nectar en suivant le labyrinthe, en coloriant.






日本の桜や中国のレンゲソウ、ブルガリアのダマスクローズ、カナダのシロツメクサ…知っている植物だけではありません。初めて目にした植物名もありました。生き物はこんなにも多様です。


イラストレーター、絵本作家でいらっしゃるきのとりこ(木野鳥乎)さんは私の大切な友人でもあります。いつか雑談をご一緒したとき、植物を含め自然界の生き物について新鮮な疑問を投げかけあう話題で楽しく盛り上がったことをよくおぼえています。


今回の絵本は、ミツバチと植物、そしてこれらの生き物無しでは生きていくことができない私たち人間というものを改めて振り返らされます。ヴィジュアルと香りで私たちを和ませてくれる花々、美味しい蜂蜜…こうした恩恵を得る代わりに、そしてこの関係を維持していくために私たちが出来ることはなんでしょうか? 色とりどりのページを楽しんだあとにミツバチ研究者の佐々木先生による解説を読むと、なんだか早速小さな希望が湧いてきます。




東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月9日土曜日

MOÀ と MOXI・二つの香りから春の景色を回想





春を迎えて、二つの香りを思い起こしました。

静かな情熱が繊細な蝶のようにきらめく香り『MOÀ 』と

桜のはらはらと舞う中に確かに漂う余韻のような『MOXI』。


In spring,……I recalled two fragrances.

A quiet passion  like a delicate butterfly,  that is "MOÀ" .

"MOXI" like a lingering finish surely drifting under the cherry blossoms.




『MOÀ 』

Launched in 2014, this is Oriental Spicy fragrance for women and men.

https://www.mirkobuffini.jp/products/detail/4




『MOXI』

Launched in 2014, this is Floral Woody fragrance for women .

https://www.mirkobuffini.jp/products/detail/22



イタリア トスカーナ州フィレンツェにて、2010年に生まれたMIRKO BUFFINI FIRENZE。その独創的な世界観が生み出す 「新しい大人」の個性を輝かせるフレグランスのいくつかに、私自身も魅かれています。


まるで芳醇なウイスキーの液体が揺らめくように映るボトル。新鮮な驚きから魅かれたその香りは、ずっと記憶の中に生き続けています。


新たなラインナップ、トラベルサイズも揃ったミルコ・ブッフィーニ。

https://www.mirkobuffini.jp


今月はミルコ・ブッフィーニ氏来日イベントも開催されます。

(東京3/15~16・大阪3/21)

https://www.mirkobuffini.jp/pages/17




東京にて、sawaroma より。

…written by 《SAWAROMA 》at Tokyo.




2019年3月7日木曜日

映画『マックイーン : モードの反逆児』は4/5公開・魚座生まれの劇的な人生に触れる





今日は魚座にて新月。魚座(1969年3月17日)生まれのデザイナー、リー・アレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリー映画をご紹介したい。一枚目の写真は、試写会にて提供されたパンフレットの表紙。






自身の感情の奥底からまっすぐに見つめたこの世の真実。彼はそれらをヴィジュアルで妥協することなく提起し続けた。類い稀なるアーティストでもある。その創作に捧げられた人生に恥じない、見事な編集による壮大なドキュメンタリーフィルム。




私自身も冒頭からすぐに圧倒された。マックイーンのファンで有ろうと無かろうと、そしてファッションの世界をよく知らない人であろうと、彼の創り出した世界に触れながら、その表現の奥深さを感じることができるだろう。


マックイーンは他人からどう思われようとも自身の信じるヴィジョンを形にした。違う、と感じたら言葉と行動で伝えた。その誠実さは痛々しくもあった。映画では貴重なショーの映像はもちろん、彼の人生に深く関わった人たちの熱いメッセージとともに彼自身の言葉を聴くこともできる。



『マックイーン :モードの反逆児』

4月5日(金)より、TOHOシネマズ日比谷など、全国で公開。

http://mcqueen-movie.jp

監督・脚本:ピーター・エテッドギー

監督・製作:イアン・ボノート

音楽:マイケル・ナイマン

2018年/イギリス/英語/1時間51分/日本語字幕:稲田嵯裕里

 /原題:McQueen /配給:キノフィルムズ/木下グループ



東京にて、sawaroma より。



2019年3月6日水曜日

沈丁花咲く・ダフネ・フラワー(アンティカファルマシスタ)の香りを回想





今年もこの花に会えました。昨日、東京、六本木にて。

沈丁花。その清々しい香りで歩いている人の足を止めてしまう花。


J'ai rencontré cette fleur à nouveau cette année. Hier à Tokyo, Roppongi.

沈丁花(Daphne odora ), c'est une  fleur qui fait les gens s’arrêter à son arôme rafraîchissant.







ダフネ・フラワー(沈丁花)という名のルームフレグランス。

アンティカファルマシスタより。

http://www.anticafarmacista.jp/?pid=127645717





昨年の今頃、日本でも発売されていました。

複雑な沈丁花の香りを7年の歳月をかけて再現、調香されたもの。

みずみずしく、華やかで、軽くスパイシーな余韻が素敵です。



今日は二十四節気の「啓蟄」。

「冬ごもりしていた虫が出てくる」時期を意味するそうです。

また一歩、本格的な春へと近づきました。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.



2019年3月4日月曜日

メラニー・ティエリー dans『あなたはまだ帰ってこない』(原題《La douleur》)





数日前に鑑賞。マルグリット・デュラスを演じたメラニー・ティエリー の表情が終始素晴らしい。

『あなたはまだ帰ってこない』(原題《La douleur》)

http://hark3.com/anatawamada/

原題のフランス語は「苦悩」を示す。この映画を通じて、1944年当時、戦時下のパリの空気感と、戦争によってもたらされる「苦悩」を想像することができる。主人公のマルグリットは、夫を待つ女性であると同時に冷めた視点から自身の内側を眺め文章を書く作家でもある。この二重の混合体をメラニー・ティエリーが全身で表現している。


L'expression de Mélanie Thierry qui jouait Marguerite Duras était merveilleuse dès le début. Le titre français d'origine indique "苦悩". A travers ce film, on peut imaginer l’atomosphère de Paris en temps de guerre en 1944 et l’épouvantable " douleur " par la guerre. Le personnage principal, Marguerite, est une femme qui attend son mari et à la fois, elle est une écrivain qui écrit des phrases en regardant l'intérieur de lui-même d'un point de vue froid. Mélanie Thierry exprime ce double mélange par tout son corps.






BUNKAMURA magazine 表紙の女性はメラニー・ティエリー。



デュラスの《L'AMANT》を改めて読み返してしまった。

冷めた視点の中の描写が豊かだった。







メラニー・ティエリー。2011年に彼女は、イヴ・サンローランの 香水 《Bell d’Opium 》のミューズとしてヴィジュアルイメージを表現していた。改めてこのメラニー・ティエリーを本作品『あなたはまだ帰ってこない』からも、香り立つ女優として記憶にとどめたい。




東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.

 


2019年3月3日日曜日

第42回五美大展より・その2





五美大展

《Joint Graduation Exhibition of 5 Art Universities in Tokyo》

本日が最終日(~18:00・入場は17:30まで)。


こちらの記事にて最初に選んだ4作品

http://sawaroma.blogspot.com/2019/02/42joint-graduation-exhibition-of-5-art.html

に続き、さらに他の作品をご紹介したい。














それぞれのテーマへの視覚化の試みがフレッシュで潔い。


上から2番目の作品名は、天然香料やアロマテラピーで使われる精油でもお馴染みの、或る植物の名称である。それは、かつて私が文化学園大学で講義『ファッションとアロマ』の講師をつとめていた頃に課題(天然香料の素材となる芳香植物を一つ選び、その香りを視覚化する)のテーマとして、多くの学生が選択した植物でもあったと回想。

http://sawaroma.blogspot.com/2012/05/18-visual-works-from-12-kinds-of-aroma.html




会場 : 国立新美術館

   (〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)

会期 : 2019年2月21日(木)~3月3日(日)

    ※ただし2月26日(火)は休館

開館時間 : 10:00~18:00(入場は17:30まで)

入場無料




東京にて、sawaroma より。

…written by 《SAWAROMA 》at Tokyo.



華やかに優しく香る・Le plaisir du savon par NESTI DANTE





石鹸の楽しみ、それは香り。

華やかな香りが優しく漂います。

疲れは癒され、幸せな気分に。


Le plaisir du savon, c’est son parfum.

Son arôme magnifique dérive doucement.

Ça guérit ma fatigue et me rend heureux.




ネスティ ダンテ(日本/株式会社 大同)

http://www.daido-corp.co.jp/product/detail29.html

NESTI DANTE (Italy)

http://www.nestidante.com/#/



まだ寒かった2月初めのこと。あたたかい春夏を想像させる香りの石鹸を探しました。包み紙の華やかさに魅かれ、このネスティ ダンテの石鹸を手にとってみたのです。ほのかに優雅な香り。多くの種類があり迷いましたが、桃&メロンという私にとって幸せこの上ないアロマを意味する組合せが記されたIL FRUTTETOと、マスカット&フィグというまさに楽園をイメージさせる文字が記されたROMAを選びました。




立春を過ぎてしばらくしてから、まずはIL FRUTTETOを開封。その包み紙を鏡の近くにずっと置いています。近くを通るたびに素晴らしい香りがふんわり漂うのです。バスルームでは大きな250gサイズは頼もしく、家族3人でもひと月は楽しめそうです。泡立てると上品に優しく香ります。香り方が強過ぎず安らぎます。これならばひと月使い続けても飽きないでしょうね。初夏へ向けてROMAの香りも楽しみです。


これからのギフトシーズン、素敵な香りの石鹸を親しい人に贈るのも喜ばれそうです。一回りちいさな150gサイズでも良いかもしれません。この華やかな包み紙は眺めているだけでも楽しくなってきます。私ならばこの紙は丁寧に伸ばして保管しておくことでしょう。折り合わせて栞にしたり出来そうです。何度も眺めていたら「桃」はイタリア語で “pesca ” (ペスカ)、「石鹸」は “sapone ”(サポーネ) 、とおぼえてしまいました。



東京にて、sawaroma 

écrit par 《SAWAROMA 》à Tokyo.