2021年8月29日日曜日

国際香りと文化の会 『VENUS 』HP版へ寄稿 ・2021年秋号




国際香りと文化の会

会報誌『VENUS 』 HP版へ

平野佐和が寄稿した文章

「外観に惹かれ、香りに出逢う・

アリウム ブルーパフューム」が

2021年秋号として掲載されました。

写真を含めて3Pの内容です。





国際香りと文化の会HP トップページ

スクリーンショット画像



トップページ上、

赤い文字で記された

「外観に惹かれ、香りに出逢う・

アリウム ブルーパフューム」

をクリックされますと

記事のPDFが開きます。

ご覧いただけると幸いです。


関連情報:

冊子としての会報誌『VENUS 』には

2010年のVOL.22にも寄稿しております。

(HPトップページ上、

赤文字「会報誌『VENUS 』」

をクリックで確認できます。)



…écrit par SAWAROMA



2021年8月28日土曜日

自由な心と音楽と〜今月公開のフランス映画2本・『スザンヌ、16歳』と『ショック・ドゥ・フューチャー』




今月公開のフランス映画。

流れる音楽、装われるファッションと共に、

忘れ難い印象を残す2作をご紹介したい。


Deux films français qui sont sortis au Japon 

ce mois-ci.  Dans chaque cas, la musique 

de l'œuvre et la mode du personnage principal 

sont vraiment impressionnantes. 

 Elles agissent pour leur propre liberté en tant qu'êtres humains.


先ずは、一作目。

初めての恋へと動くスザンヌ。

白シャツ、ジーンズ、赤いヘアゴム。

16歳の彼女は、

同級生達とも交流は保つものの、

彼らの話題には興味は持てない。

恋というものに憧れる気持ちのまま、

憂いを秘めた大人の男性に惹かれていく。

彼の存在が、理想から現実になったとき、

彼女は何を学ぶのだろうか。








赤いソーダ水、赤いスクーター。

パープルブルーのカットソー。

朝のカフェ、目を閉じてシンクロダンス。


スザンヌ、16歳



そして、

昨日公開、

ショック・ドゥ・フューチャー





新たな音楽を生み出そうと奮闘する、

ミュージシャンのアナ。

見たことのない日本製マシンから

聞いたことのない電子音。

‘78年から先の、

未来の音楽を紡ぐ可能性を見出す。


2021年に生きる者として、

「未来」の音を知っているで聴く、

この楽しさは抜群なもの。





素顔に大きな眼鏡、

ビッグサイズのTシャツ姿は

機材に囲まれたアナのスタイル。

友人にメイクされた顔は

なかなか見慣れない。


スザンヌもアナも

女性である前に人間として、

自由を愛するがゆえに自ら動く。

行動は

かけがえのない収穫をもたらす。




…écrit par SAWAROMA





2021年8月20日金曜日

欧米を魅了した花鳥画を鑑賞・渡辺省亭(Seitei Watanabe)の展覧会を佐野美術館にて




明治から大正時代にかけて活躍した日本画家、渡辺省亭の展覧会が、佐野美術館にて、

8月29日まで開催されています。

省亭の繊細な筆致は、素晴らしい空気感を生み出しており、パリでドガの眼前で描いた鳥の絵も見事です。


L'exposition de Seitei Watanabe (1852~1918) se tiendra au Sano Art Museum jusqu'au 29 août.

Ses coups de pinceau délicats créent une atmosphère merveilleuse. La peinture d'oiseau qu'il a dessinée devant Degas est également magnifique. 





図録表紙





佐野美術館エントランス





3枚の絵葉書のうち、下の葉書が、省亭がパリでドガの眼前で描いた作品です。左下に、

「ドガース君 省亭」と記されています。





佐野美術館敷地内の庭園



展覧会に訪れた日の私は、花の繊細な気高さを感じながら作品を鑑賞したいと感じ、白い花々のエッセンスから生み出された

この香り を纏っていました。


…écrit par SAWAROMA




2021年8月14日土曜日

夏の夕暮れに《Moonlight in Heaven / by Kilian》au crépuscule




この夏の思い出より、

南禅寺近くのオーベルジュでの夕暮れ。

Des souvenirs de cet été.

Au crépuscule , 

à l'auberge près du temple Nanzenji.




仕事で赴いた地に、

暮れていく黄昏の庭園を眺めながら

食事できる宿があると知り一泊。






真夏の日中は取材のため、

ラフな服装。しかしながら、

夕食時は濃紺のワンピースで。

香りは

Moonlight in Heaven / by Kilian





淡いブルーからいつのまにか

ナイトブルーへと変わる窓の外を背景に、

最後のデザートに

ふと目を留めてしまいます。




まさに、

このフレグランスの

愛らしくロマンティックな魅力に調和する、

トロピカルフルーツの優美な一皿でした。



…écrit par SAWAROMA




2021年8月5日木曜日

夏から秋へのフレグランス3選・PHILOSYKOS, BOIS D’HADRIEN,et OMBRE NOMADE




もうすぐ立秋。

景色は晴れやかな夏色の中、

その光、空気は少しずつ変化している。






瑞々しさの中に、

秋の実りや穏やかな光、

静かな深まりを感じさせる

フレグランスを香らせたくなる。


より深くイチジクのまろやかさ香る・PHILOSYKOS eau de parfum / diptyque


(上の写真はオードトワレです。)







良い夏休みを!

Bonnes vacances !



…écrit par SAWAROMA