2011年8月7日日曜日

晩夏に癒された乳白色のカクテル・ホワイトレディ


晩夏の気配。

初めて「ホワイトレディ」を口にしたのは夏の終わり頃だった。
特にカクテルに詳しくもなかった私は、ジンベースで爽やかな香りのものを、と探し、ネーミングの響きでこれを選んだような記憶がある。

乾いたジンの刺激が柑橘の清涼感と甘さとで程よく柔らかくまとまり、夏の疲れをほどいてくれた。誰かと待ち合わせをしていて早く着いてしまったときもよくこれをオーダーした。

ジンとホワイトキュラソーとレモンジュースでつくられるこの「ホワイトレディ」のベースがブランデーになると、名前が「サイドカー」になる。こちらも好きなカクテルの一つ。個人的に「サイドカー」は秋から冬にかけてオーダーすることが多かった。

お酒は量より質、と感じはじめた時期に出会ったカクテルの数々は、ゆっくと香りをたのしみながら過ごす時間の大切さも教えてくれたと回想。



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