春から私へのメッセージ。
三日前には愛らしいふっくらとした蕾がほころんできたと思っていたら
今日はこんなに開いている。
ちょうど二階にある自宅玄関を開けると
今日はこの花の香りがふんわり。
かすかに漂う甘い華やかさは
清々しい四月の青空に映えて。
ハクモクレンかなと大雑把に呼んでいたけれど
花の開き方をみると、これはコブシかな。
同じモクレン科の仲間。名前は確かではないけれど
私は毎年この花に会えると春が来たと思う。
明るい方へ向かう花びらは
まるで白い星のよう。
「咲く」というよりも
「開く」という動き。
「咲いている」というよりも
「きらめいている」という存在感。
青空のもと、花の奥のピンクが淡く輝く。
暗い夜空には、まさに白くきらめく星の花。
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