今朝の日経新聞15面。
サイエンス SUNDAY NIKKEIが興味深い。
ー生物の「合理設計」に学ぶー
赤い薔薇の花の写真が見えた。
やはりメモしておきたくなった。
記事より一部を…間に紹介する。
…東京理科大学が開発したゴム材料は、約10ナノメートルの微細なしわ構造をもつ。参考にしたのはバラの花びらだ。バラの花弁を電子顕微鏡で観察すると、微細な凹凸があり、高さが1マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルのトゲも無数に見える。バラは一度はじいた水滴を花びらの表面にとどめ、水に含まれる栄養分を吸うという。…
さすがローズ・ペタル(薔薇の花びら)。
花香の女王とよばれるブルガリア産ダマスクローズの花びらから水蒸気蒸留法によって得る天然香料ローズオットーにはパラフィン、いわゆるロウ成分が含まれている。そのため低温下では固まる。こうした成分は花びら表面をまもる役割を果たしているのかもしれない。そして、それだけではなく、上記のように解明された仕組みにより、花びらは自らに必要な栄養分を無駄なくしたたかに吸収し、結果、あのような芳醇な香り成分をつくりだしているのかもしれない…と想像はふくらむ。
人をその姿と香りで古来から魅了してきた薔薇にはまだまだ人が知らない秘密が隠されているような気がする。秘密めくほど美しい。
そんな薔薇の季節は間近。昨年薔薇園メモとして書いたコチラのブログを見返して、また会いにいきたいと思う。
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