2011年11月4日金曜日

知性に負けない野生の存在・ゲラン オム オーデパルファン

ゲラン オム オーデパルファン。
今年発売された男性用のフレグランスの中で、最も記憶に残った香り。



この香りの魅力、女性の私が表現するとこんな感じでしょうか。
「知性に負けない野生の存在」。
知性が勝つとは? 存在ばかりが強調されています。
知性に負けない野生とは? とらえどころのない存在感。
予測不能という魅力。
Monsieur (ムッシュウ)を演じているだけではない男性の魅力。

いつの間にかそばにいて、ふと気がつくともう姿が見えない…
いつまでも同じようにしつこく香るような重さはありません。
フレッシュな印象はそのままに、いつの間にか静かに深く…
確実に記憶に刻まれていく香りなのです。

この香りの原型は、すでに3年前に登場していました。
ゲラン 180年目の新メンズフレグランス 男の野生が選び抜く「ゲラン オム」誕生(OPENERS 2008,10,23) 。1828年にフレグランスハウスとして誕生したゲランが、男性のための香りとして初めて「オム」(HOMME フランス語で「男性」を示す)と名付けた香り、「ゲラン オム 」が、創業から180年目にデビューしていました。正確には「ゲラン オム オーデトワレ」です。

今年の香りは、オーデパルファン。ゲラン パワフルで男性的な香りと、ピニンファリーナ カーヴの出会い「ピニンファリーナ コレクターズエディション」(OPENERS 2011,5,20)。2年前のオーデトワレよりも香料の配合量が高く、持続性に優れているということです。しかし私が3年前のトワレよりも優しく神秘的に香るように感じた理由は、変えられたのは単に香料濃度だけではなく、ウッディな香りが強調されたからかもしれません。

そしてボトル。
透き通った明るい赤がカーボディを彷彿とさせるカーヴに反射。



揺らめく赤の中に浮かびあがるのは、フランス「ゲラン」のロゴと、ラグジュアリーカーのデザインでも有名なイタリアのブランドでこのボトルをデザインした「ピニンファリーナ」のロゴ。

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