2011年7月18日月曜日

「香りをイメージする香水瓶展」からボトルの記憶をたどる


「香りをイメージする香水瓶展」POLA MUSEUM ANNEX が連休初日の16日から開催。9/11までという開催期間なのでぜひ訪れてみたいと思っています。


ちょうど先月発刊された"PARFUM"158号 誌上、「芸術と香水96」においても、この展覧会は紹介されていました。2ぺージに渡る紹介ページには、展示作品として、ポーラ ミュージアム アネックスのサイトに掲載されている「ショッキング」のボトルだけではなく、ルネ・ラリックの「桑の実形 栓付香水瓶」や、エミール・ガレの「アトマイザー付き花文香水瓶」などの写真も掲載。眺めているだけでも香ってくるような美術品です。


さて、香水の楽しみの一つに、ボトルの外観を眺める喜びがあります。
私にとって、そのボトルの外観が、香りのイメージと一体となって記憶に残っているフレグランスをいくつか挙げてみようと思います。

資生堂「禅」
幼い頃、母の鏡台にありました。黒地に金の図柄。

ニナ・リッチ「レールデュタン」
キャップの白い鳥の羽のようなモチーフが印象的。

グレ「カボシャール」
黒とリボン。信念を大切にする淑女の象徴。

ゲラン「シャリマー」
アラビアンナイトの妖艶な世界の一品。異空間への旅。

ゲラン「サムサラ」
赤の神秘。両手を合わせて今も描きたくなる形。

ディオール「デューン」
砂丘のなめらかな曲線とオアシスの色。

イッセイ・ミヤケ「ロードゥイッセイ」
命の根源、水を讃えた形。

イヴ・サンローラン「ニュ」
ミッドナイトブルーの円形コンパクト。秘めた心。

……まだきっと色々思い起こしそうですがこの位で。

展覧会ではきっと20世紀初頭の作品が主に見られることと思います。
きっと現代のボトルに受け継がれた形やモチーフに出会えることでしょう。




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