今朝の日本経済新聞朝刊27面「新製品バトル」では、スプレー式消臭芳香剤3製品が専門家のコメントとともに掲載されている。3製品の中で、特に香り方について「くどくないピュアな香り…ほんのり香り、邪魔にならない」や「香りはすっきりとして爽やか。持続性はあるが強過ぎない」などというコメントを得ているのが、この春発売されたという「世界香路ミスト」(小林製薬株式会社)。
「世界香路ミスト」のラインナップは、ブルガリア・ウオータリーローズ、シチリア・オレンジフラワーなど。世界的にその香料品質で名高いブルガリアのダマスクローズと、香料名ネロリとしてお馴染みのオレンジフラワーが選ばれたのは、花の香りの好きな私としては嬉しい。私自身、ルームフレグランス用にこの二種、ダマスクローズのローズオットーとネロリをよく使用する。これらの花の香りは、深くリラックスできるという点が素晴らしい。
同時に、日本国内には世界に誇る「香路」があるか振り返る。ちょっと考えただけでまず思い浮かぶのは、スギ、ヒバ、ヒノキなどの木の香り。この香りに包まれる森林浴は多くの日本人だけでなく外国人をも魅きつけるはず。視覚的風光明媚なことだけでなく、「香路」としての価値をもアピールしていきたいもの。
環境省が選定しているかおり風景百選 を今一度ゆっくりと見直して、海外の知人にも教えてあげたいと思う。
ともあれ、ただいやな匂いを消すということだけでなく、良い香りに包まれたいとポジティブに願う人が増えるのはうれしい。良い香りの環境は、そう思う個人一人だけのものではなく、周囲の人すべてのものであるから。こうした意識の人が増えることによって、日本のかおり環境も向上しますように。
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