何度も読み返すことになる本だとは予感していました。
最初に私が特に知りたかったのは
フランス語使用の現状でした。
「フランス語は世界のどんな地域でどんな目的で学ばれ使用されているか。」
この問いが、この本を購入した理由です。
2名の著者は共にカナダ人でありフランス人ではありません。
これがどのような書物であるかは
出版社のサイトに記載された内容を見るとよくわかります。
書名: フランス語のはなし もうひとつの国際共通語
(大修館書店Webサイトより)
今回改めて私が読み直した目的は
フランス語そのものの歴史と
他言語との関わり方の確認でした。
この本を読み直し、改めて
母国語である日本語での思考・表現を日々大切にしながら
知りたいことの目的に応じて英語とフランス語を読むことも
続けていきたいと感じています。
毎日知らない単語に出会っていますが
その度に調べ、忘れては調べ…を繰り返していくうちに
言葉とイメージがリンクしてくるのでしょう。
4年前にブルガリアに仕事で訪れたときのことを回想しました。
先方の母国語はブルガリア語。
日本語を母国語とする私たちと彼らとの共通言語は商談ではもっぱら英語でした。母国語のように流暢にはいきませんが、聴きたいこと、伝えたいことが明確だったからユックリとでもコミュニケーションをとれたのかもしれません。
特別に紹介された現地の香料専門家は、英語ではなくフランス語が解るということで、私はフランス語で質問しました。彼のクライアントにはフランス語圏の人が多いのでしょう。
滞在中、「こんにちは」「さようなら」といった挨拶だけは
彼らの母国語に敬意を評し私はブルガリア語で伝えました。
満面の笑みで受け入れられたことは今も忘れません。
母国語の日本語すら、表現しようとすると辞書が欠かせませんが
外国語となるともっと難易度が上がります。
知りたいこと、達成したいことが多様に、深くなればなるほど
その根源となった言語を学ばざるを得ません。
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