昨晩ある記事で、写真という技術は今から160年ほど前に誕生したと読み、1852年…日本は江戸末期…などと想像していたところ、なんと今から160年前の今日、世界最古の百貨店「ボン・マルシェ」がフランスに誕生していたことを知った。
フランスの雑誌"VOTRE BEAUTÉ"サイト本日のコチラの記事を見て、なんとなくその面影を思い起こしている。そう、印象深い建築だった。場所はパリ左岸、サンジェルマン・デ・プレの西。7区にある。
19世紀半ばに誕生した「百貨店というスタイル」はまさしく最新流行の発信源だったに違いない。そういえば、先週鑑賞したロシアの画家レーピンの展覧会の中でも、1870年代(19世紀後半)に彼がパリのカフェにいた女性を描いた作品が印象的だった。レーピン自身も当時の女性の服装の素晴らしさに感銘を受けたらしいが、私にもその気持ちが伝わってくるほど華やかな雰囲気だった。その背景には「ボン・マルシェ」の貢献もあったのではないだろうか。
そんなことを考えながらこの百貨店(デパート)について調べていたら、面白そうな本を見つけた。仏文学者の鹿島茂氏の著書『デパートを発明した夫婦』。タイトルを見ただけでも、この発明がいかに当時の社会に影響を与えたのかが想像できる。
今日は改めて、モードの発信地、パリの歴史には興味が尽きないと感じた。
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