変幻自在なヴィブラート。
トランペット?彼女が指と息で創った音。
声を自在に操り、その場の空気感を音に刻々と変えていく。
昨年、このジャケットに目が留まり購入。
眼差しから感じる雰囲気に魅かれた。
今にもこの路上で歌い出しそうな姿。
聴いてみると…
懐かしいシャンソンの香りはもちろん、ジャズのスウィング感、たたみかけるようなギターのイントロで始まるカントリー調、揺れるピアノの響き、ヴァイオリンのように流れる音で聴かせるバラード…この音の多彩ぶりがまさに「今」を象徴しているように感じる。
フランス本国でのアルバムタイトルは、アーティスト名の"ZAZ"のみ。
日本では『モンマルトルからのラブレター』と名付けられた。
実際、ZAZはモンマルトルの路上でも歌っていた。
このアルバムは、「1粒で2度美味しい」。
まず、音だけでも十分楽しめる。フランス語がわからなくても。
ZAZは楽器のような女性だから。
そして、フランス語がわかる人、もしくは歌詞の意味を味わいたい人には
深い哲学的な余韻を残してくれる。
ZAZは詩人だから。
実はつい先月、初の来日公演があったらしい。このニュースをもっと早く知っていたら…と思った。
アルバムの詳細についてはコチラ を。
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