2012年3月6日火曜日

虫除けスプレーにおもう・嗅覚コミュニケーション

春に虫を二つあわせて書いた文字が示すのは
「蠢く」(うごめく)。

気温の上昇とともに、そろそろ蚊やその他…近づいてほしくない虫対策が考えられる季節にこのニュース

ファッション関連のサイトから発信されていることに二つの背景を想像。

・ファッションに敏感な人は使う香りにも敏感。用途によってはできるだけナチュラルなものをと願う人が多いだろうこと。
・ファッショナブルであるためにはいつも綺麗な肌でいることが欠かせない。蚊にさされて掻きむしったりしようものなら皮膚の外観台無し。

私自身も自分のため、息子のために何度こうしたスプレーを精油とエタノールと精製水とで手作りしたことか。今でも用途にあわせてすぐに携帯アロマスプレーが作れるように10mLサイズのガラスボトルのストックがある。

蚊除けといえば、イネ科のシトロネラ、レモングラスが筆頭。蚊が嫌がる成分が含まれているらしい。さらにゼラニウムやユーカリシトリオドラも。これらを程よくブレンドしてよく夏のキャンプや合宿時に持たせた。

自分に香りがつくのは嫌という人は空間にスプレーすればよい。窓際や足元。

ある生物に近づいてほしくなければ、戦わずして避けるために「におい」を使う。たとえば小動物に畑を荒らされて困っている人たちのために、その動物たちが天敵として恐れる肉食獣の尿など排泄物のにおいでシャットアウト。そのような考え方が商品になったものもついこの間、3/2の日経新聞8面「悠遊ショップ」通販の広告で見た。


「オオカミの尿で、犬・猫・猿・鹿が退散 ! 」
《手を汚さないパック型!動物を傷つけずに、害獣被害から守る!》
(ウルフピー・ハンギングパック12袋)
成分表示を見ると、天然狼尿100% とある。


人間も自分が好きで心地良いと思うにおいをまとっていれば、同じくそのにおいが好きな人が近づいてきてくれるはず。嫌いな人は遠ざかるでしょう。においには正直に生きたいもの。案外、親しい人とはそんな嗅覚コミュニケーションでつながっていることが多いのかもしれません。


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