明日3月9日に発売されるというフレグランスの名前は
「シニョリーナ」(サルヴァトーレ・フェラガモ)。
イタリア語、シニョリーナ(Signorina)とは
フランス語のマドモアゼル(Mademoiselle)、
英語のミス(Miss)に相当する。
こんな言葉、考えてみたら日本語にはない。
未婚女性か既婚女性かを区別するために姓の前に加えるなんて。
最近では、既婚かどうかということよりも
「お嬢さん」「既婚かどうかにかかわらず若々しくて素敵な女性」を表すために使われる場合もあるようで…一方既婚女性を示すシニョーラ、マダム、ミセス等は、キャリアを積んだ社会的地位の高い女性に敬意をもって付けられる場合もある。
英語でどちらも兼ねるミズ(Ms.)が使われるように最近はフランス語でもマドモアゼルを廃止しては?などの議論が起こったりしているようだが、この言葉への根強い愛着もあるらしく、そう簡単に決着がつきそうではない。
ともかく。
こんな名前がつけられたフレグランスは責任重大。
広い意味での「初々しいながらそれゆえに生意気で(だからこそ愛らしくもあり…)ロマンティックな気分を忘れない女性」をイメージさせなくてはならない。
それだけにイメージアイコンにはこれぞという女性を掲げる。
サルヴァトーレ・フェラガモの場合は、イタリアのトップモデル、ビアンカ・バルティ起用。
同時に「マドモアゼル」が名前となったフレグランス、
「ココ・マドモアゼル」については、女優キーラ・ナイトレイがイメージモデルになっているこちらのニュースをご覧いただければ、マドモアゼル・シャネルの、若々しく魅力的でありながら強く軽やかで自立した女性が垣間見える。
そして、英語の「ミス」。
1947年デビューの名香、「ミス・ディオール」。
この香りには次々と進化系というか現代版が登場し、昨春からは女優ナタリー・ポートマンがアイコンとなっている。ちょうど昨春こちらのブログで詳しく説明。
どの女性を想像しても、そこには
初々しさと
強気な美しさと
ロマンティックな想像力を刺激する魅力を備えている。
春になれば咲く花のように…
いかに冬が厳しかろうと夏が厳しかろうと
女性は生きている限りこうありたい。
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