2012年3月21日水曜日

かおり風景・「新宿御苑」の魅力

かつて慣れ親しんだものについて
改めて全体像を知り、今の感覚でとらえると一層魅かれる。
私にとって、そんな対象が今年になって特に増えている。

新宿御苑 もそのひとつ。
大学時代、何度も立ち寄っていた愛着のある場所と思っていたけれど
それはおもに日本庭園のあたりばかりで、敷地内のほんの一部だった。

『東北支援・日仏文化交流事業 「フランスからの贈りもの」』・新宿御苑にて
の18日のイベントに参加した。

午前11時。
まずはイギリス風景式庭園にたたずんでみる。
前日の雨のせいか、程よい湿気があたりにたちこめて
樹々と土の匂いがやわらかく呼吸に混じる。

日本庭園に抜けていくと
ふんわりと白木蓮や梅の花香が追いかけてくる。
今年は梅の開花が50日も遅れたのだとか。
有難さもひとしお。

イベント会場はフランス式庭園に隣接。
見事なプラタナスの並木道。
バラの季節に訪れたら
香りとともにさぞ絶景なことと想像。

明治39年(1906年)に皇室の庭園となって(1949年以降は国民公園)から
新宿御苑100周年を迎えた2006年。
社団法人 日本アロマ環境協会主催の
新宿御苑のかおり風景 イメージフレグランスコンテスト が開催されたときく。当時の担当者によると、受賞した作品の香りはどうやら18日の午前11時ごろに私がこの地で感じ、癒されたイメージに近い。

四季折々に訪れたい場所。
都心の「かおり風景」として
まずは推したくなる場所再発見。


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