今朝みた旅番組。舞台はパリのカフェ。女性がマカロンを注文するとこんなフランス語が返ってきました。
"A quel parfum? framboise,chocolat…"
フレーバーを尋ねています。イチゴ、チョコレート等からどれを選択するかということですね。アイスクリームを注文するときにも同じ質問をされそうです。
parfum(パッファン、とでも音表記しておきます)と言えば日本では主に香水、特に香料濃度の高いフレグランスを示す言葉として使われています。一方フランス語でこの言葉は、もっと広く「良い香り」を示す意味で使われています。食べるものの香りであれば、肯定的イメージの良い香りであることが前提とされるわけです。
日本語ならば、「イチゴ味のアイス」と言うところを、フランスでは「フランボワーズの香りのアイス」と表現するわけです。イチゴを感じさせるのは味ではなく香りなのだと。言葉の中できちんと香りを意識しているフランスという国の一面を改めて感じます。
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