2011年4月17日日曜日

香りへの意識調査より・香りと若々しさの関係は?

昨日、友人からこんなニュースがあると教えていただきました。
「香りを意識する女性、少数派だが「5歳若く見える」−女性400名の意識調査」…確かにこれまで日本に暮らしてきて、自分のように「香り」を表現の優先上位に置くタイプは、まだまだそんなに多数派ではないと思ってはいましたが…興味深い内容です。

私はこの分野の科学研究者ではありませんが、この記事についてコメントしてみたいと思います。幼少期から誰に教わるわけでもなくフレグランスを好んで使用し始めた私は、香水やアロマテラピーについて学び、美観・ファッション・リラクセーションに活かす仕事に携わっています。

香りにまで気を配る人は少ない、ということですが、確かに人の情報の大半は視覚からと言われているので、とりあえず見た目を綺麗にすることを重視しようとするのでしょう。特に清潔感を始め身綺麗にしようとすることは大切です。見た目情報は記号としてもわかりやすく、見せ方ノウハウ情報も豊富にありますよね。そちらに重きを置くことが優先されるのかもしれません。

ただ、魅力というのは実はそれだけではなく、自分が鏡で見たように他人は見てくれません。自分では全然似ていないと思っている芸能人に似ているなどと言われてビックリすることはありませんか?おそらく、誰でも「好ましいと思うイメージ」というものを独自に持っていて、そのイメージを見えたものから感じるとプラスその人なりの想像力を発揮して好感度をはかるのではないだろうかと思います。イメージとの合致。想像力。実はこれらが、不意に遭遇した香りに強く影響を受けて記憶に残る要因ではないかと私は感じています。すれ違ったときのほのかな香りで魅きつけられたという経験はないでしょうか。

見た目だけでなく、自分が発するにおい、香りに気をつかうということは、日々心地良い香りを探求するライフスタイルにもつながります。その過程で香りによって気分よくストレスも軽減させていられるとしたら、やはり内臓の鏡といわれる皮膚への負荷が軽減するのでしょうね。嗅覚は、脳の中でも身体の調子を無意識のうちに整えようとする部位に直結していますから。

若々しい、ということで言えば、香り以前に常に…今の自分を少しでもより良い状態で…と身だしなみに気を配る人は気分から若々しいようです。このような気遣いイコール脳をフル回転させることになりますし。フレグランス使用率もファッションに人一倍こだわる人に高いようです。以前仕事でお話をうかがった某アパレル会社社長さんも「できるものなら我が社のブランドの香水を開発したい。何故ならば、香りは美の究極だから。」とおっしゃっていたことも思い返します。

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