2012年2月9日木曜日

「アロマジュエル」…衣類香りづけプロダクトに思う

衣類の“香りづけ専用製品”発売、量と組み合わせで香りメーク自在
(2012年2月9日 東京ウォーカー)
のニュースを見て。

第一印象。
機能としては、日本ではニーズは高いと思う。
ただ、製品のパッケージデザインはあまり私の目には好ましくないので、入手したとしても見えないように収納するスペースを考えなくてはならない。

アメリカではすでにこうした方式が広く普及しているらしい。さすが合理的。
「ほのかに違和感なく香る人」を洗濯とともに演出できるという機能は便利かもしれないが…かつて日本で平安時代に伏籠(ふせご)に着物をかけ、下から香を焚いて雅な香りを着物に移したという、枕草子に描かれたシーンのイメージとはますます離れていく。

「なにか(今回の場合は洗濯)のついでに、香りをつける」
というのと
「綺麗にした上で、さらに目的に合わせた香りを纏う」
というのとでは根本的に違うようには思うが、それでもこのような製品の登場によって少しでも身の周りを心地よい香りにと意識を向ける人が増えるとしたら、その価値は大きいのかもしれない。洗濯によってリラックス、リフレッシュできるという価値の提供も確かに重要。

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