今朝の日経新聞31面に、小さいながらもこんな記事。
「スカイツリーにちなんだ香水 資生堂、6万3400円で634個」
ツリーが一般公開される5月22日に発売されるとのこと。
香水のテーマは「温故知新」。クリスタルガラス容器に日本伝統の切子で麻の葉模様を表現、香りは杉、緑茶などを配合したという。
さっそく画像をさがしてみたところたくさん発見。
その一つをご紹介。
朝日新聞デジタルのコチラの記事。
高さの数字が価格と個数になった。
少なくとも私はこのニュースでスカイツリーの高さをしっかりと記憶してしまったので、こうした縁起物発売の広報効果って大きいものだと思った。価格に驚く人も多いかもしれないが、そもそも香料というものは高価であることに加え、今回は切子でつくられたクリスタルガラス容器なのだから、記念オブジェの価値も含むと考える。香りはきっと…長い年月を生き抜いて高くそびえる樹木の息吹も感じさせてくれるだろうと想像。
数字と香水、といえば忘れられない名香二つ。
まずはシャネルの「No.5」。サンプルの5番目を選んだという説がある。この1921年生まれの香水は、この100年間で世界で最も売れた香水であるという。
そして1972年生まれ、ジャン・パトゥの「1000(ミル)」。違う魅力をもつ全ての女性に向けて、それぞれの個性に合った1000の夢を叶える香水として誕生。調香師が中国に行って香料を採取してきたと言われ、最初の限定販ボトルには購入者の名前が刻印されたのだとか。(平田幸子著『香水ブランド物語』より)
数字は人にとってなくてはならない記号であり、その表面的意味は単純明快でありつつ、イマジネーションを喚起される深さは果てしない。まるで見えているようで見えない、存在しているのに見えない香りのようにミステリアス。
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