コム デ ギャルソンから新たな香り。
まずは英語圏のニュースサイトのコチラから。
かつてない新しい驚きを提供し続けるこのブランド。
その挑戦的なクリエイティビティは今回の香りにも十分反映されています。
ブランド初の香水とこの象徴的な形自体は同じですが
その色の使い方、ネーミング。
最も青い部分の多いボトル。
「青いお香」とでも訳しましょうか、
ヨモギとスパイスの好奇心をくすぐるアロマティックなブレンドは
まさに新しい青につつまれそうな期待感を漂わせます。
鮮烈なレモンの新体験を彷彿とさせるセドラ。
野生の緑の匂いとともに
イタリアの南のほうに旅に出ている自分を錯覚しそう。
そしてサンタル。
最も青い部分が少ないこのタイプは
私にはなんだか最も謎めいて見えます。
………
ブランド「コム デ ギャルソン」の生みの親であり
デザイナーである川久保玲さんは
初の香水を誕生させたとき
フランス美容雑誌 "VOTRE BEAUTÉ"1995年3月号誌上、
インタビューにおいて次のように答えています。
"J'ai voulu un parfum qui me plaise.
Je n'ai pas cherché à savoir si j'en vendrais beaucoup."
(私は自分が気にいる香りが欲しかったのです。
たくさん売れるものを、という探求はしなかった。)
一見、多く売れるものが良いという判断をされがちですが
長いスパンで見た時、
同じものが未来永劫長く同じように売れることなどあり得ないし
実は人は一人一人多様。全員同じ好みのわけがないのです。
常に新しい刺激、驚きを求める人、
他の誰でもない自分の感じ方を大切にしたいと思う
コム デ ギャルソンの支持者は
川久保さんのチャレンジングな提案を受け入れるでしょう。
さて、新作「青の侵入」について
フランス語サイトからのコチラの記事。
こうやって青い部分が多い順に並べられると
何か見えなかったものが見えてきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿