2010年12月2日木曜日

調香師の著書

昨日ご紹介いたしましたフレグランス、 " Voyage d'Hermès " の調香師であるジャン=クロード・エレナ氏の著書「香水 香りの秘密と調香師の技」が、12月に白水社クセジュ文庫から刊行されます。昨日お会いした香水評論家の平田幸子さんからこのことをきいて白水社のWeb中、クセジュ新刊案内のページを確認したところ、確かに記載されていました。

私は、同じクセジュ文庫の既刊「香りの創造」が大好きです。何度読んでもいつも毎回発見があり、イメージが広がる素晴らしい本。1988年に発刊されたこの本の著者も調香師エドモン・ルドニッカ。調香師という人が、いかに地道な修練を積む中で感覚を研ぎ澄まし、日々技術を磨きながらクリエイティブな試みに挑戦する職人であり芸術家であるか、深く深く実感できる本です。今年私が「国際香りと文化の会」の機関誌 "VENUS" 22号に寄稿した際の参考文献の一つでもあります。

ジャン=クロード・エレナ氏もこのエドモン・ルドニッカ氏の著書を敬愛していたのだそうです。エレナ氏の著書はどんな内容なのでしょう。今から非常に楽しみです。


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