2014年1月12日日曜日

L'odeur de la neige ・雪の匂い

郷里は雪国。



雪といえば
光も土も植物も
浄化するような強さを放つ存在。



光と土と植物と…風が運ぶ潮の香りを含み
浄化しながら反射して発散する大気の静寂感が印象的。


雪のある大地に降り立つと
鼻から
皮膚から
一陣の清涼感が入ってくるのを感じ
自分も浄化されていくような気がします。

雪の地で過ごした数日
コチラ のオーデコロンが毎朝最初に皮膚に身につけるものとなりました。
身体に一陣の清涼感を軽く纏う程度の微香がほんのり残るだけ。
強い残香はなく
一日の終わりに皮膚から感じる身体の匂いのストレスもありません。
きわめて繊細で上品な余韻には
どこか雪のような静寂感がありました。

光と土と、植物の命を育む樹々の温もりと。
雪の匂いを描くならば
真っ先に私はこの三要素をイメージします。

清らかな印象に導かれ
触れる瞬間にスパークする鮮烈な香りは
たちまちのうちに消えて
消えたと思ったら
その清々しさだけは残っているような。


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