2012年11月7日水曜日

ビジュアルが伝える香りの魅力

昨日から、残像となって深く響いているビジュアルがある。

一つは、昨日神戸で見かけた。

シャネルの大きなポスター。
ブラッド・ピット in CHANEL No.5。

この、さまざまな時を経てきたであろう一人の深い情感をたたえた男性。
そう一瞬感じた私の脳裏にはもはやブラッド・ピットという固有名詞などない。

彼の心にいまもなお、離れず愛おしい記憶として刻まれる香り、
そのタイムレスな魅力とは?

あらためてあの名香の香りを確かめてみたくなる。

そして今朝。

ケンゾーから、狂おしいほどの恋に落ちてしまうような喜びに満ちた香り「マドリー ケンゾー」発売 のボトル写真から目が離せなくなった。

うっすらと淡く香りはじめた生きものの気配が
いつしか重なり時を経てバラ色に輝いている…
そんな繊細な、捉え難い瞬間の連続が紡ぐ美の世界。

ふたつのビジュアルのインパクトの共通点は
固有名詞の記憶を払拭し
私の五感にストレートに語りかけてくるところだ。

そんなビジュアルが語る香りに、魅力が感じられないわけはない。



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