昨日から、残像となって深く響いているビジュアルがある。
一つは、昨日神戸で見かけた。
シャネルの大きなポスター。
ブラッド・ピット in CHANEL No.5。
この、さまざまな時を経てきたであろう一人の深い情感をたたえた男性。
そう一瞬感じた私の脳裏にはもはやブラッド・ピットという固有名詞などない。
彼の心にいまもなお、離れず愛おしい記憶として刻まれる香り、
そのタイムレスな魅力とは?
あらためてあの名香の香りを確かめてみたくなる。
そして今朝。
ケンゾーから、狂おしいほどの恋に落ちてしまうような喜びに満ちた香り「マドリー ケンゾー」発売 のボトル写真から目が離せなくなった。
うっすらと淡く香りはじめた生きものの気配が
いつしか重なり時を経てバラ色に輝いている…
そんな繊細な、捉え難い瞬間の連続が紡ぐ美の世界。
ふたつのビジュアルのインパクトの共通点は
固有名詞の記憶を払拭し
私の五感にストレートに語りかけてくるところだ。
そんなビジュアルが語る香りに、魅力が感じられないわけはない。
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